Only One Girl 2 (ページ14)

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壱馬「今回が初めて？」

「えっ？」

壱馬「初めてかって聞いてるんやけど」

「…別にこういうの慣れてるから…」

壱馬「……いつされてたん？」

「オーディションの時から武者修行終わるまでずっと…」

北人「もう一人いたナナさんからもされてた？」

「ううん、ナナちゃんは普通に仲良かった。」

壱馬「なんで誰にも話さなかったん？」

「甘えるな、とか、弱いとか言われたくなくて。それにこういうのされるのあの時が初めてじゃないし…」

壱馬「とりあえず全部リナさんにされてたんやな？」

「はい…」

北人「だってさ、樹。」

ビックリして顔を上げるとそこには携帯に向かって話しかける北人さん。

画面を見せられるといっちゃんの名前が出てて、20分以上前から通話中になってる。

少し話してから電話を切った北人さん。

北人「すぐ帰ってくるって。まぁ、今向こうは大変なことになってるだろうけど。」

「えっと、どういうことですか？」

北人「カレンが連絡もなしに帰るとかありえないし、リナさん来た時の様子が気になったから壱馬と待ってたんだ。樹に連絡したら、向こうではリナさんがカレンを悪者扱いしてるらしくてさ。で、本当のことを聞き出したってわけ。」

「そうですか…」

壱馬「あとで樹に怒られる覚悟しとけよ」

「は、はい…」

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