Only One Girl 2 (ページ15)

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あの頃の真実ページ15

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itsuki.

歌番組出演のため某テレビ局にいる俺たち。

本番前に楽屋に来たのは武者修行で一緒だったリナさん。

みんな久しぶりの再会で嬉しそう。

ただ一人カレンを除いて。

翔平「藤原樹、どうかしたか？」

樹「いや、別に」

彼女が入ってきた瞬間、カレンは自分の耳を触った。

その行動は何回もしてて俺は気になっていた。

特に二人の会話に違和感はなく彼女はそのまま楽屋を出ていき、カレンもいつもと変わらない様子だった。

樹「本当バカな奴」

翔平「な、なんだと！？」

樹「お前のことじゃないし」

本番が終わりみんなでご飯に行く。

先に車に行きトイレに行ったカレンが来るのを待っていた。

10分以上経ってもカレンは来なくて、代わりにリナさんが来た。

リナ「カレン急用が入って帰るって！」

そんな連絡、メンバーの誰にも来ていない。

それに電話をかけても繋がらない。

樹「俺、カレン待ちます。先に行っててください。」

壱馬「いや、俺が待つ。樹は行ってろ。」

樹「でも、」

北人「俺らに任せて。それに樹がいないとリナさんご機嫌斜めになっちゃうでしょ？」

リナさんが昔から俺に好意があるのは知ってる。

リナさんはオープンだから他のメンバーもそれを知っている。

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