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私の好きな人 ページ38
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私には気になる人がいます。
ふいに掴まれた手。
ふと触れた体。
頭の上から聞こえた声。
それは突然だった。
あの日、私の心はあなたに奪われました。
壱馬「はい、シュークリーム」
「くれるんですか？」
壱馬「コンビニ行ったら期間限定って書いてあったから」
「ありがとうございます！」
壱馬「食べ過ぎてコブタになるなよ」
「なりませんよ！」
私の頭をポンポンとしてまこっちゃんの方に行った。
壱馬さんに触れられたところが熱い。
少しだけ胸のドキドキが早くなる。
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「陸さん、」
陸「どうした？」
「壱馬さんと目が合うと嬉しいんです」
陸「うん、それで？」
「いつも優しくしてくれるんです。たまに私を甘やかすんです。でも、それも嫌じゃないんです。」
陸「カレンは妹キャラだもんね」
「壱馬さんに頭ポンポンされるの好きなんです。凄く嬉しいんです。滅多に話さないのにたまに楽しそうに女のスタッフさんと話してるのを見ると胸がチクッて痛むんです。」
陸「なんて可愛い悩みなんだ」
私の気になる人を知ってるのは陸さんだけ。
いつも一番に悩んでる私に声をかけてくれる。
陸さんのお悩み相談室はとても大切です。
「私、気付いたんです。私、壱馬さんのこと気になるじゃなくて、……」
陸「ちゃんと自分の口で言って自分の気持ち認めな？」
「……壱馬さんが好きです、知らない間に凄く凄く好きになってました。」
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作者名：LALA
| 作成日時：2022年9月21日 22時
