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陸「樹はああ言ったけどカレンの幸せを願ってると思うよ。好きな人には幸せになってもらいたいじゃん?」
「陸さんもですか?」
陸「もちろん。だからさ、俺のためにもカレンはちゃんと好きな人に気持ちをぶつけて幸せになってよ。」
「えっ、どういう、」
陸「好きだったよ、カレンのこと」
初めて聞いた陸さんの気持ち。
いつも一緒にいてこうやってお悩み相談室を開いてくれてたのに、全然陸さんの気持ちに気付けなかった。
陸「好きな人には幸せになってほしい!これ、俺の願い!」
「陸さん…」
陸「カレンが他の誰かを見てたのは知ってから。だから俺は陸お兄さんとしてカレンのそばにいるって決めたんだ!あっ!今日でお悩み相談室最後とか言わないでね!?陸さんのお悩み相談室は365日営業中なんだから!」
「そうなんですね(笑)」
いつもの陸さんだ。
「陸さん、ありがとうございます。また何かあったら聞いてください。」
陸「もちろん!」
「あっ、言っておきますけど、まだ好きな人じゃなくて、気になる人ですからね。」
陸「おけおけ!」
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作者名:LALA | 作成日時:2022年9月21日 22時