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likiya.







トレーニングが再開して数十分。

俺を含め、次々とバテて座っていくメンバーがいる中、最後まで残ってるのはカレンだった。

みんな肩で息をしながらそんなカレンを見てた。







『まだまだできるよ!!』

『カレンのやる気はそんなもんなの!?』







もうカレンしか残ってないからもういいんじゃないかと思いつつも決して辞めようとしない佐々木さん。

逆に佐々木さんはカレンをもっと追い込むような言葉をかけていく。







『カレンの色は!?』

『そんなふわふわした気持ちでやっていけるの!?』

『負けていいの!?』

「っ、負けない、ぜ、ったい、負けたくないっ」







ずっと黙っていたカレンが最後の言葉に反応をした。

その5分後、トレーニングは終わってカレンは大きく息をしながら床に寝転がった。

そんなカレンに水を渡したのは佐々木さんだった。







『その気持ちを忘れてなければカレンは大丈夫よ』

「……」

『悔しいなら前を向きなさい。負けたくないなら努力しなさい。結果を残して相手を見返してやりなさい。』

「はい…」







みんなが佐々木さんの言った言葉の意味を分かったのはその日の夜だった。





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作者名:LALA | 作成日時:2022年9月19日 11時

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