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likiya.
朝、ランニングの時間になって外に出て準備運動をしてると続々と集まるメンバー。
カレンだけいないと思ったら、少し遠くの方から走ってやって来た。
陸「あれ！？もう走ってたの！？」
「はい！みんなともう一本いきます！」
力矢「大丈夫？」
「大丈夫です！」
俺たちが心配する中、カレンは“大丈夫”と言って、もう一本俺たちと一緒に走った。
走り終えて戻ったあとも休むことなくトレーニングにダンスといつもと同じ流れ。
ただ今日はいつもと違った。
陣「力矢さん…」
力矢「うん、心配だね」
休憩時間に休憩するのもひとつのトレーニング。
それなのに今日のカレンは休憩をしない。
部屋から出たと思ったら一人で外に出てダンスをしたりと休まない。
この合宿に来て5日。
合宿の目的は俺たちのグループの成長もそうだけど、俺と陣くんの願いはカレンの気持ちをみんなが知るということ。
元々カレンは自分の気持ちを話さない性格だからというのもあるけど、このグループに対する本当の気持ちをみんなは知らない。
合宿初日に俺たちが真っ直ぐ気持ちをぶつける中、カレンだけは何も言わなかった。
グループとして一つになるはずが、その日から少し前より壁を作られたようにも感じた。
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作者名：LALA
| 作成日時：2022年9月19日 11時
