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隆二[いつからとは聞かないし、カレンを渡す気もない。親友の臣でもカレンだけは絶対譲れない。]
広臣[そんなこと分かってるよ]
隆二[もうすぐ今年も終わりだしさ、スッキリして年越そうよ]
広臣[それもそうだな…]
隆二[本当は10分にしたいところを15分にしてあげたんだからありがたく思えよ!]
そう言って電話は切れた。
携帯の画面を確認すると、18時30分。
「登坂さーん、アイス何味がいいですかー?」
広臣「えっ、今食べんの?」
「ダメですか?」
キッチンの横を通りすぎようとしたら呼び止められた。
これからご飯食べるっていうのにアイス?
思わず面白くて笑ってしまった。
俺はカレンちゃんの手に自分の手を重ねて冷凍庫を閉めた。
広臣「俺、カレンちゃんのこと好きだよ」
「えっ、」
広臣「一人の女として好きだよ」
そっと俺の手から離れたカレンちゃんの手。
もうその行動だけでカレンちゃんの気持ちが俺にはないことは分かる。
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作者名:LALA | 作成日時:2021年11月2日 0時