検索窓
今日:2 hit、昨日:4 hit、合計:78,814 hit

−9− ページ10

自宅に到着。




私はあのあと、ずっと気になってた事を確認してみたくなって、真っ先に自分の部屋ではなく、悠太兄ちゃんの部屋に入った。






勝手に、いくら兄弟だからといって部屋に入るのはおこがましい事はわかってる。





でも……







引き出しや、タンスの中、様々な場所をあるモノ目当てに荒らす。





「……!!、あった…」





ゴクリ、と息を飲む。






私が手にしたものは、一通の手紙。





この手紙は昔私が悠太兄ちゃんに書いたもの。






……なんで書いたかは忘れたケド…。





封筒をあけて、手紙を開く。





「……、これって…私が10さいの時…?そう昔じゃない……」




内容は___





兄ちゃんへ

今私は友達の家に遊びに行ってます。

心配かけてごめんなさい。

なんでわざわざ兄ちゃんに手紙を送ったかというと、快が怖くて怖くて仕方がないからです。

助けてください

もうあの家に帰りたくない…

できれば、悠太兄ちゃんが快をどうにかしてくれたらなと思います。


……すぐ、あいつは私のとこにくる。


そしたらまたあの場所に____



とにかく、パパとママにはこの事は言わないで。


それじゃ。



  Aより




「…!!!」




読み終わった時には多分、私は何がなんだか訳わからない状態になってた。





どうして私はこんなにも快に怯えているのだろうか。



どうして私はこの手紙の事を忘れていたのだろうか。




どうして、今になって思い出したのだろうか………。





私は自分が今全身を震わせている事に気づく。





怖くなって、この手紙を持ち去って自分の部屋へと駆け込む。







「A〜〜?一緒に勉強しよ〜〜」



「ひッ……!!!!?」





部屋のドアの向こう側から聞こえてくるのは、快の声。





怖くて怖くて仕方がない。





「……?…A?どうした?」



「な、なんでも、ない…から…!!!…ひゃ、ひゃっくりしちゃっただけだしっ、」





「ふーん。ならいいけど……。あ、じゃあ後で俺の部屋来いよ?」




「えっ……なんで…」



「Aと勉強したら成績よくなんだよなぁ〜。ってことで、ヨロシク!」




「あ、ちょ、ま…!」



そこから快の声は聞こえなくなった。







………あぁ、なんでこんなに変な汗がでるの……!?

−10−→←−8−



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (86 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
92人がお気に入り
設定タグ:ヤンデレ , オリジナル   
作品ジャンル:その他, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ライア中佐 - 全然更新してなかった…!!!久々にしようかなぁなんて考えてまする。更新すてほしかったらコメントよろです (2016年5月3日 22時) (レス) id: ec6f27daa6 (このIDを非表示/違反報告)
ライア中佐 - 黒羽さん» そうなんですか!私は逆に嫌いですけどne((作った本人が言うな。 (2014年11月9日 23時) (レス) id: fca84e14d7 (このIDを非表示/違反報告)
ライア中佐 - Miwa Tanakaさん» えぇ、えぇ!頑張りますとも!ご声援、ありがとうございます! (2014年11月9日 23時) (レス) id: fca84e14d7 (このIDを非表示/違反報告)
黒羽(プロフ) - 主人公のキャラが結構好きです!! (2014年11月9日 1時) (携帯から) (レス) id: bfbb95b915 (このIDを非表示/違反報告)
Miwa Tanaka(プロフ) - はい!!頑張ってください!! (2014年11月2日 20時) (レス) id: a4bf69be25 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ライア中佐 | 作成日時:2014年9月18日 1時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。