シンデレラ・ストーリー【6】

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.







藤「そうだっけ？」






あ「うん」









あれから



迷子になって






私が





ずっと泣いてて









その場に





座って




もう歩きたくないって






だだこねてたら









宏くんが






まだ、小さいのに









おんぶしてくれて









太ちゃんが



手、握ってくれて



大丈夫だよって




言ってくれて









裕くんが






変顔で笑わせてくれたんだ









あ「みんなには、助けてもらって


ばっかりだよ」







藤「感謝しろよ？(笑)」








あ「うん」








3人に出逢えた事




すごく




神様に




感謝してるよ









藤「まぁ、

俺らもAに感謝してるけどね」









ありがとう









あ「感謝しろよ？」








藤「調子のんな(笑)」





あ「えへへ」









.







.







.





.






藤「これいいじゃん」






あ「やだ



そんなセクシーな服、無理




太ちゃんの好みじゃん」









藤「うん」









そんなこんなで




ショッピングモールに着いて








いま、洋服屋さん









藤「A、胸ないもんな」





あ「最低」





藤「ジョーダンだよ(笑)」









太ちゃん、さっきから



露出が多い洋服しか




私にオススメしない









あ「この変態」





藤「なんでだよ(笑)」







あ「なんで男の子ってそんなんなの？」







藤「それが男だから」






あ「…？」








よく意味がわからない









藤「…じゃあ、これは？」








あ「可愛い」






太ちゃんが選んだの





さっきよりも




断然、清楚な服で




綺麗な色のワンピース









藤「うん、似合いそう」









そんなワンピースが




似合いそうだなんて





嬉しいな









藤「欲しい？」





あ「うん」








藤「よし、







お母さんに買ってもらえ(笑)」









あ「…もう」








そこで




買ってくれないのが太ちゃん









あ「ムカつく」





藤「あはは」









宏くんか裕くんだったら









必ず









買ってくれるんだろうな

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