【ツイステ】仲の悪い夫婦

do not care 40 ページ42

………なんで吐いてる子がいるんだろ。
まぁ、木陰で休ませていればいいか。気持ち悪かったら保健室に連れて行ってあげよう。




『それでは、授業を始めます。まずは、今月開催される試験の内容ですが………』





「先生〜監督生泣かせたってほんとっすか？」



「先生〜試験ってなにすんすか〜？」



「帰っていいっすか〜？？」





ギャハハと下品な笑いがその場でAを貶した。
それに続いて酷い言葉が投げられる。

そして、

「これはアカンやつや」「無理っ、おえぇぇぇ。」
何故か他の生徒は吐いていた。(なんで吐いてんのほんとに。)






「「つまんねーの」」






あの時のフロイドと同じ言葉が重なった。
デジャヴだ。まったく、同じ







『帰れるものなら、帰ってみたら？』







教師は不自然に口角をあげて笑う。
フロイドは思った。俺も、これ見た事あると。




しかし、自分の見たものより遥かにそれはグレードアップしていた。




周りは、黒いベールが降りたような空。星々が美しく輝き、さきほどまでのは朝(時間)が消える。

けど、その美しい光景とは裏腹に教師は星を落とした。比喩ではなく物理的に。


まるで命令を下すかのように手を下におろすと、悪口を言っていた生徒たち目掛けて星を落としたのだ。




星たちはキラキラと煌めきながらゴォーっと言う音を立て生徒たちに直撃する。


何が起こったのか、まったくわからなかった。でも、思ったのだ





「(きれ〜……………)」







星さえも操り、それを穿つ女。
誰に何を言われようが強者である振る舞いを忘れない。まさに、女帝。


ますます好きになる。目が離せない！！！！



隣のリドルもまるで再び恋に落ちたように目を見開いていた






『はい、おしまい』





教師が手を叩くと、暗い夜は終わり再び時間が戻り小鳥は静かに啼く。






「ラブカ先生〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜！！！すげぇ〜〜〜〜〜〜！！！！！」




「A先生！今の、どうやって！！？」






赤毛と双子のヤバい方の生徒が真っ先に教師に飛びついた。


この2人はやはり似た者同士だと彼女は笑った。






『秘密。』




でも教えない

＿＿＿＿＿＿
ちょっとだけ解説。


なんでゲロ吐いた生徒が続出したか。それは
リドルとフロイドがやべーくらい殺意を放ってたから。それで吐いた(ストレスで)

あとでキノコ・リーチがおやおやとか言いながらゲロ吐いた生徒たちを突ついてたらしい。

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