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『洗った。さとみ出んの?』
さ「俺は、出たくない。でも、出てほしいんだろ?出るよ。」
『あの、出てほしくないです。一緒に入りたいです。』
さ「!どうぞ、お姫様。」
カッコよ。
‹チャポン›
...。
ヤバイ!会話ない!
さとみの方を見ると、さとみが真っ赤になって寝ていた。
なんか、可愛い...って待て待て待て!
え、ヤバくない?
ずっと浸かってたからのぼせたのかも!
まず、生命の確認をしなきゃだよね。
『さとみ?さとみ!?さとみっ!』
さ「ん、栞...。俺、暑い...。」
『わかったから声出さなくて良いよ。今おばさん呼ぶからね。ちょっと待っててね。一旦着替えなきゃ。』
さとみ、お願い、死なないでね。
生きてよ!
『おばさん!さとみが!』
お「どうしたの!?さ、さとみ!?」
『おばさん、一回さとみを引き上げなきゃ。』
お「そうね。せーのっ!」
こんなときだけどさとみ、重!
お「私、氷を持ってくるわ。」
『私、さとみを着替えさせる。』
...よしっ。
お「これ、氷。あと布団も敷いておいたから、運びましょう。」
『うん。』
よいしょ、よいしょ。
『はぁ、疲れた...。』
お「重いわよ...。」
さ「んっ...。あれ、ここは?俺、風呂はいってたよね...。」
『さとみ!』
お「よかった...!」
さ「あ、俺、倒れた?ごめんな。」
『ううん。死ななくて良かった。』
お「ほんとよ...。」
おばさんはご飯の続きをするからと言って、キッチンに行った。
さ「ごめん。俺がこんなんで。幻滅したよな。」
『するわけないじゃん。さとみは最高だよ。』
さ「ありがとう栞。」
『さとみ、昨日から、ずっとツンツンしちゃってごめんね。なーくんにも言われたのに、さとみに会えて嬉しかったのに、悲しませてごめんね。さとみ、大好きだよ。』
さ「栞、俺も、なんかすねちゃってごめんな。俺も大好き。愛してる。」
私達はハグをして、熱いキスをした。
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作者名:いちごチョコ。.:*:・'°☆ | 作成日時:2021年7月26日 17時