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もしかして、バレた?
さ「嘘だよな。お前、なんかあると手、後ろに組む癖あんぞ。」
あ...。
さ「なにがあった。言ってみろ。」
『...。』
さ「言えよ。」
『...。』
さ「言いたくないんだな。」
私はただ首を縦に振ることしか出来なかった。
さ「はぁ、言いたくないなら言わなくても良い。でも、もっと頼れよ。俺、そんなに頼りない?」
今度は下を向きながら首を横に振った。
上を向いたらさとみの優しい気遣いに涙が出そうだったから。
『...頼りなくなんかないよ。でも、今回だけは、言えない。でもいつか、いつか、その時が来たら、きっと私の口から言うから。それまで、待っててくれる?』
さとみが優しく私を抱き締めた。
さ「いつまでも待つよ。俺はずっと栞の側にいるから。」
『...ありがとう。』
さとみが私のおでこにキスをした。
『ごめんね。』
私はさとみの頬にキスをした。
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作者名:いちごチョコ。.:*:・'°☆ | 作成日時:2021年7月26日 17時