【BTS】ビジネス？いいえ、ガチです。【男主】

兄たるもの ページ2

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突然ではあるが俺には恋人がいます

同じグループの長男、キムソクジンです

一応グループの最年長である俺とジン

弟達の前では示しがつかないから、とお互いに気をつけてはいる


今だってほら、宿舎のキッチンで料理をしているジナの背中を見ても何もせずこうして座ってる

誰もいなかったらたぶんちょっかいかけてるところだ

JN「〜♪」

鼻歌なんてしちゃってさ、は？可愛いんだけど(逆ギレ)

落ち着けシウ、今は宿舎で今日はオフだから皆いるぞ

「…はぁ」

なんで今日に限ってそんな首元緩い服着てるんだ

意識したくなくても目に映る首筋に魅入りかける自分を律する

JH「ヒョン、顔すごいですよ」

「ヤ〜ホソガ…、お前も男ならわかるだろ？」

JH「わからなくもないですけど、知りたくなかったです」

余程ダラシない顔してたんだろうな、ホソガが冷たい

そうしてる間にジナが盛り付けた料理の器と一緒にこちらへ来た

テーブルに器を置くため屈めば自然と服が重力に従う

「……、…」

JN「シウヤどうかした？」

「…ナンモナイヨ」

屈んだ時に胸元見えたなんて弟の前で言えるわけ無いだろ、ふざけるな

煩悩をはらうべくジナが作ってくれたキムチチャーハンを頬張る

「美味い」

JH「僕にも一口ください」

「ホソガさっきラーメン食べてなかった？」

JH「小腹が空いたんです！」

「わかったわかった」

横でくれくれと左右に揺れるホソガを沈めるべくチャーハンを分けてやる

あ〜美味しいです！と言うのにそうだろそうだろと俺が頷く

JN「作ったのは僕なのにㅋ」

「あげたのは俺だからね」

なんて話しながら食べているとソクジナが少しチャーハンを零す

「ジナ、こぼしたぞ」

ティッシュを取って渡してやる

そんな様子を見ていたホソガが突然立ち上がった

JH「僕皆連れてカラオケ行ってきます！」

ホソガは言いながら俺へウインクしてきて察する

JN「カラオケ？いい」

「ジナは俺と留守番」

ジナの話を遮って言うと不満気な表情を浮かべる

こうなれば強行突破だ

スプーンを皿に置いてジナに近づき

ジナの耳元に口を寄せて、一応ホソガには見えないよう手で隠す

「馬鹿ジナ、首元えっろい」

チュ、と軽くキスも添えれば…ほら

JN「ぁ、う…」

耳を真っ赤にして俯くジナの顔を覗き込めば、瞳はウルウルと潤んでる

気の利く優しい弟に今日だけ甘えてしまおう

ホソガがリビングから出たのを見送る

顔を上げないジナの耳を撫でて俺は笑った

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