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「あ〜棘不足で死ぬ…」
棘と憂太が任務に出てしまい、大人しく真希とパンダに混じって身体を動かしていた
小休憩で適当な所に寝転がれば、真希達も休むことにしたのか僕の近くにきて腰かける
「そういや聞いてみたかったんけど」
「？」
真希が水の入ったペットボトルの蓋を開け、中身を半分ほど一気に飲み干す
「オマエなんでそんな棘にベッタリなんだよ」
「棘と司いつも一緒だから聞けるタイミングないもんな」
そんな事気にしてたんだ、変な奴らと思いながら一応考えてみる
「棘以外に興味ないから？」
「いや、それが何でなのか聞いてんだろ」
「えー…」
当然の返答をしたつもりだったが、2人の求めていた応えではなかったようでパンダに小突かれた
「内緒」
「はぁ〜？！」
身体を起こし、数回服を叩いてグイッと伸びをする
真希とパンダも立ち上がったので休憩は終わりのようだ
「実家の事情、話せなくてごめん」
同級生である2人に答えれない事を詫たら何故かすごい顔をされた
「司が素直に謝るとかキモい」
「キモいな」
「ひっでぇ」
……
…
……
「棘の�犲�言�瓩呂淵 �生まれた時から使えちゃったから、昔はそれなりに苦労したみたいだ｣
任務を終えて傷の手当をしてもらった憂太がパンダと話していると自然と狗巻の話題になった
花壇に水やりをしている彼の背中を見ながらパンダを続ける
「呪うつもりのない相手を呪っちゃったりな。境遇としては憂太にかなり近い｣
「！｣
「だから入学当初からオマエを気にかけてたみたいでな。棘の場合司がいたからってのもあるが…｣
水やりをしている狗巻に当然のように後ろから抱きつく竜胆の姿を見て、里香が死んでから憂太には友達と呼べる存在がいなかったから少し羨ましく思う
「誤解されやすいけど、善い奴なんだ。これからもよろしく頼む｣
憂太はその言葉で嬉しそうに顔を綻ばせる
「うん、僕こそ｣
言ってる途中で真希に後頭部を叩かれ特訓へ行くぞと声をかけられた
「あ、そっか｣
頭をさすりながらついて行こうとした際に質問をしたら
「真希さんちょっと｣
「あ？｣
「刀に呪いをこめるのもう少しスムーズにやりたいんだけど、何かコツとか…｣
「知らねぇ｣
真希の強めな言葉に思わず口を閉じる
「呪力のことは私に聞くな｣
「？｣
どういう意味かあまり理解出来なかったが、それ以上聞くのはやめた
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新(プロフ) - 雪見だいふくさん» 雪見だいふく様コメントありがとうございます。作品へ好感を持ってくださり私自身もとても嬉しいです。実は先日、貴方様の作品を拝見しておりました。まだ六本木のくだりまでしか読めていなので、この後ゆっくり読みます！雪見だいふく様の作品の更新も心待ちにしてます (2020年12月4日 21時) (
レス) id: 683216893f (このIDを非表示/違反報告)
雪見だいふく(プロフ) - 初めまして、いつも楽しく読ませていただいております。とても素敵で引き込まれる作品でとても大好きです！お身体に気をつけて新様のペースで更新頑張ってください (2020年12月4日 14時) (レス) id: 3dc274e14b (このIDを非表示/違反報告)
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