オトシアイ Ryosuke (ページ21)

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再会ページ21

涼介side

涼介｢いや～潤さん強いっすよ～本当に笑｣

潤｢お前もなかなか腕上げたじゃん？笑｣

涼介｢まだまだ足元にも及ばないですけどね笑｣

お酒も少しずつ回って中々楽しくなってきて
そろそろNo.1来てもいい頃って感じ

運命ってこういうことをいうのかな

ふと顔を上げたら

綺麗にアップされた髪型から見える白いうなじ

真っ赤なリップが妖艶に艷めく口元、

アーモンドのような大きく澄んだ瞳

赤いドレスを身に纏い、
そこから覗かせる白くて華奢な手足

大きな目をさらに大きく見開いて立っている君を見つけたんだ。

まさか、ここにいたなんてね

こんな形でまた君に会えるなんて思ってなかった

会えて嬉しいよ

涼介｢.......A｣

A「...ご指名ありがとうございます。
Aです。失礼します」

すっと俺と潤さんの間に入ってくるNo.1ホステスこと
俺が探していた''A''

まさか、本当に

涼介｢なーんだ同業者だったんだ笑｣

私｢また会えて嬉しいです。涼介さん？笑｣

涼介｢通りで笑｣

私｢ｵﾁﾅｲって思ってました？笑｣

涼介｢いや？なんか俺と似てるなーとか思ってたんだよね｣

これはなんか自然と口から出た言葉。
つまりこれは本心。
会ってすぐに思ったこと

でもやっぱ見透かされてたか、
俺がキミを堕とそうとしてたこと