誘拐事件 ページ10
-舳丸視点-
Aが連れ去られ、水軍はとても静かだった。
網問「Aさん…」
重「助けに行きたい…舳丸の兄貴!!」
「助けに行きましょう」と重が俺に言った。
「駄目だ」と言うと、重は悔しそうに顔を歪めた。
重だけじゃない、航,東南風,網問,間切も俺の方を見ていた。
舳丸「(できる事なら俺だって、今すぐ助けに行きたいさ)」
俺は心の中で、そう呟いた。
義丸「今、どういう状況なのか分かんねぇんだ…それにAちゃんを助けに行って、水軍の誰かが怪我したらあの子は悲しむぞ?」
蜘蛛「今、忍術学園の上級生達が調べに行っているんだ…彼らの報告を待とう」
鬼蜘蛛丸の兄貴がそう言うと、重たちは不満そうな顔だったが、小さく「はい…」と呟いた。
白南「A…酷い事されてなければいいですが…」
舳丸「そうだな…(直ぐに殺す事はしないと思うが…俺達が行くまで無事でいてくれ…!)」
俺は、憎たらしいほどの晴天を見ながら心の中で呟いた。
-夜-
夜になり、広間で夕食をしていると扉を叩く音が聞こえた。
第三「こんな時間に誰だ?」
疾風「鬼蜘蛛丸…は無理か、陸酔いしてるし…義丸行って来い」
疾風の兄貴が義丸の兄貴に外に行って来るよう頼むと、義丸の兄貴は「はい」と言って広間から出て行った。
暫らくすると、義丸の兄貴の他に数人の足音が聞こえた。
広間の襖が開くとそこには、義丸の兄貴の他に忍術学園の5年生がいた。
38人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
削除!!(プロフ) - 1でお願いします! (2016年9月24日 22時) (レス) id: 17a8020457 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 1でお願いします! (2016年9月24日 22時) (レス) id: 33fc846a72 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 1でお願いします! (2016年9月24日 21時) (レス) id: c8c1722195 (このIDを非表示/違反報告)
加恋 - 更新イエーーイ!!待ってましたァ!アンケートは1の方でお願いします!これからも頑張って下さい! (2016年9月24日 19時) (レス) id: 62d426c888 (このIDを非表示/違反報告)
紅希(プロフ) - 加恋さん» ありがとうございます!更新、頑張ります!! (2016年9月7日 23時) (レス) id: 20cb7de5c5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:紅希 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/gesu70208
作成日時:2016年8月20日 19時