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誘拐事件 ページ6

-舳丸視点-

網問「お頭まだかな…」

網問達は館の中から外を見て、お頭の帰りを待っていた。

義丸「手がかりとかあればいいが…」

蜘蛛「お頭が事だ…何か情報を持って帰ってきてくださる」

鬼蜘蛛丸の兄貴がそう言った時、網問達が「お頭が帰って来た!」と言った。
俺達は姿勢を正すと、お菓子らが来るのを待った。

第三「遅くなって悪かったな」

由良「いえ。おかえりなさい」

第三「おう」

蜉蝣「それで…何か情報が?」

蜉蝣の兄貴がお頭に訊ねると、お頭は少し間を開けてから話し出した。

第三「舳丸と戦い、Aを攫って行ったのは…タソガレドキの忍者だ」

全員「!!」

"タソガレドキ"そう聞いた瞬間、俺達は驚きのあまり動けなくなった。

第三「学園長先生の話によると、タソガレドキはヤケアトツムタケと同盟を結んだらしい」

疾風「ヤケアトツムタケって毎回、俺達の海を狙ってくる?」

第三「ああ。恐らく、Aをエサに海を奪うつもりなんだろう」

蜘蛛「どうするんですか?」

舳丸「Aを助けに…」

俺がそう言うと、お頭が「待て」と引き止めた。

第三「今、忍術学園の五六年生がタソガレドキとヤケアトツムタケの動向を調査しに行っているらしい。だからそれまで…」

舳:彼らに頼ってばかりではいれません!

第三「落ち着け舳丸…俺だって今すぐにでもAを助けに行きたいさ…でもな、今回は直ぐというわけにもいかねぇんだ…」

網問「何でです?」

第三「タソガレドキが関わっているからだ。ヤケアトツムタケの忍者だったら、俺達も何度も戦ってきてるが…タソガレドキは本当に強い」

全員「……」

第三「そうだろ?舳丸」

お頭は、俺の方を見てそう訊ねた。

舳丸「はい…俺が戦ったタソガレドキの忍は強かったです」

第三「お前が戦ったのは、タソガレドキ忍軍忍組頭の雑渡昆奈門という男だ」

舳丸「忍組頭…」

「だから強かったのか…」俺は心の中でそう呟いた。

第三「今は、まだ動く時じゃねぇ。何かあれば、学園長先生が報告してくださるそうだ…それまで、待とう」

全員「…はい」

舳丸「(必ず俺達が助ける)」

俺は、Aの残した簪を握りながら心のなかで呟いた。

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削除!!(プロフ) - 1でお願いします! (2016年9月24日 22時) (レス) id: 17a8020457 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 1でお願いします! (2016年9月24日 22時) (レス) id: 33fc846a72 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 1でお願いします! (2016年9月24日 21時) (レス) id: c8c1722195 (このIDを非表示/違反報告)
加恋 - 更新イエーーイ!!待ってましたァ!アンケートは1の方でお願いします!これからも頑張って下さい! (2016年9月24日 19時) (レス) id: 62d426c888 (このIDを非表示/違反報告)
紅希(プロフ) - 加恋さん» ありがとうございます!更新、頑張ります!! (2016年9月7日 23時) (レス) id: 20cb7de5c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅希 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/gesu70208  
作成日時:2016年8月20日 19時

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