誘拐事件 ページ5
-貴方視点-
貴方「んっ…ここは…?」
目が覚めると私は、知らない部屋にいた。
そして、手首に縄が巻かれ動けない
貴方「(何これデジャブ?)」
「前にもこんな事があったな〜」と思いつつ、ため息をついた。
とりあえず、足は動けるのでここが何処か知るため部屋を出ようとした。
??「何してんの?」
部屋を出ようとした時、背後からいきなり声をかけられた。
振り向くとそこには、背が高く包帯が前進に巻かれた男性が立っていた。
貴方「貴方は…」
??「ふーん…君、何も知らないんだね」
貴方「は?」
??「君、平成から来た天女様でしょ?」
貴方「平成から来ましたが、天女ではありません。私は天女の様に美しくもなければ、天の羽衣を持っているわけじゃありませんからね」
私はそう言うと、目の前の男から目をそらした。
??「伊作くんの言ってた通り…今までの天女様達とは違うね」
私は、聞き覚えのある名前を聞いて男の方を見た。
貴方「伊作?善法寺くんの事ですか?」
??「そうだよ」
貴方「じゃあ、貴方は忍術学園の方ですか?」
??「違うよ。そんな、あからさまに嫌な顔しなくていいじゃないか」
貴方「すみません…忍術学園は苦手な所でして、できれば関わりたくない所なもので…」
??「へ〜…まぁとりあえず、私は忍術学園の者じゃないよ。私は、タソガレドキ忍軍忍組頭。雑渡昆奈門」
"雑渡昆奈門"そう名乗った目の前の男は、私に笑いかけてきた。
-忍術学園-
大川「A殿が誘拐…」
第三「はい。攫った相手は忍者という事なので、もしかしたら学園長先生がご存知かと思い…」
大川「して、その忍者とは?」
第三「長身の包帯を体全体に巻いている男らしいです」
大川「ふむ…」
第三「ご存知ですか?」
大川「恐らくA殿を攫ったという忍者は、タソガレドキ忍軍忍組頭の雑渡昆奈門じゃろう」
第三「タソガレドキ!?そんな所が何故…」
大川「噂によると、最近タソガレドキはヤケアトツムタケと同盟を結んだらしい」
第三「ヤケアトツムタケ…」
大川「タソガレドキは知らんが、ヤケアトツムタケの狙いは、兵庫水軍の海じゃろう。恐らくA殿をエサに、海を奪うつもりじゃろう」
第三「そういう事か…」
大川「タソガレドキも関わってるとあれば、下手に動くと危険じゃ。それに今、タソガレドキとヤケアトツムタケには、五六年生が調査しに行っておる。何かあれば報告する。それまで待機じゃ、よいな?」
第三「…わかりました」
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削除!!(プロフ) - 1でお願いします! (2016年9月24日 22時) (レス) id: 17a8020457 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 1でお願いします! (2016年9月24日 22時) (レス) id: 33fc846a72 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 1でお願いします! (2016年9月24日 21時) (レス) id: c8c1722195 (このIDを非表示/違反報告)
加恋 - 更新イエーーイ!!待ってましたァ!アンケートは1の方でお願いします!これからも頑張って下さい! (2016年9月24日 19時) (レス) id: 62d426c888 (このIDを非表示/違反報告)
紅希(プロフ) - 加恋さん» ありがとうございます!更新、頑張ります!! (2016年9月7日 23時) (レス) id: 20cb7de5c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅希 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/gesu70208
作成日時:2016年8月20日 19時