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誘拐事件 ページ2

貴方「買出しって何ですか?」

舳丸「酒と野菜」

貴方「そうですか…それより…視線が…」

町につき、店まで歩いているとすれ違う人達に避けられたと思えば、ずっと見られているのだ。

貴方「(舳兄さんイケメンだからな…ガン見するわ〜)」

そんな事を思いつつ、私は舳兄さんの横顔を見ていた。

舳丸「?俺の顔に何か付いてるか?」

貴方「綺麗な顔立ちだな〜と思って」

そう言うと、舳兄さんは黙った。
そして「俺はお前の方が綺麗だと思うが?」と言って微笑み、頭を撫でてきた。

貴方「(これで何人の女性を虜にしてきたんだろ…)」

そんな事を考えていると、店に着いたので買い物を始めた。

-数刻後-

貴方「これで終わりですか?」

舳丸「あとは帰るだけだ」

貴方「では…」

「帰りましょう」そう言おうとした時、舳兄さんが私の腕を掴み「せっかくなんだ、俺と2人で話さないか?」と言われ、団子屋に引っ張って行かれた。

団子屋に入ると、店内の視線が私達に向けられた。

貴方「視線が…」

舳丸「嫌なのか?」

貴方「まぁ、いい思いではありませんね…(右目のせいで、好奇の目に晒されていたからな…)」

そう答えると、舳兄さんは辺りを見渡した。すると、視線はなくなった。
そして団子がきて、食べていると舳兄さんが口を開いた。

舳丸「今日の買出し、俺がお頭にお前も一緒に連れて行っていいか頼んだんだ」

貴方「そうなんですか?」

舳丸「ああ。最近、ずっと重達といるし…」

貴方「(遊ばないと拗ねるからな…)」

舳丸「仕事が終わった後とか、俺の休みの日には五,六年生といるから…」

貴方「(居たくて居るわけじゃないけどな)」

舳丸「だから、お頭に買出し頼まれた時はチャンスだと思ってお前を誘ったんだ」

貴方「おっしゃっていただければ、舳兄さんと過ごす時間作りますのに。重くん達と遊ぶ時間は無理ですが、五六年生と遊ぶ時間を削って」

私がそう言うと、舳兄さんは「じゃあ、これからは一緒に居たい時は言う」と言った。
私はその返答に笑顔を向けると団子を食べ始めた。
暫く、舳兄さんと話をして楽しく過ごせた。そして「お頭達が心配するだろうから、帰るぞ」と言って店を出た。

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削除!!(プロフ) - 1でお願いします! (2016年9月24日 22時) (レス) id: 17a8020457 (このIDを非表示/違反報告)
あみ - 1でお願いします! (2016年9月24日 22時) (レス) id: 33fc846a72 (このIDを非表示/違反報告)
さや(プロフ) - 1でお願いします! (2016年9月24日 21時) (レス) id: c8c1722195 (このIDを非表示/違反報告)
加恋 - 更新イエーーイ!!待ってましたァ!アンケートは1の方でお願いします!これからも頑張って下さい! (2016年9月24日 19時) (レス) id: 62d426c888 (このIDを非表示/違反報告)
紅希(プロフ) - 加恋さん» ありがとうございます!更新、頑張ります!! (2016年9月7日 23時) (レス) id: 20cb7de5c5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅希 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/novel/gesu70208  
作成日時:2016年8月20日 19時

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