ポートマフィアに拾われたワケあり少女【文豪ストレイドッグス】

25話目 ページ26

私は少し落ち着いたので、平然を装ってみんなの所に戻った。


そこでは朝ごはんの準備をしていた。


みんな席に着いていたので、私もそれにならって席に着いた。


すると、お父さんが心配そうに聞いてきた。



首「Aちゃん。今エリスちゃんに聴いたんだけど、夢に魘されてたって、、、。大丈夫？何かあったら云ってね？」



私は自分が夢に魘されてただけでこんなにも心配そうにしてくれる人がいる事がとても嬉しかった。



本当は大丈夫なんかじゃないけど、こんなにも優しいお父さんにもっと心配なんてかけたくない。



私はぐっと嬉し涙を堪えて笑顔を作った。



私｢全然大丈夫だよ。確か巨人に追いかけられる夢だった気がする、、、。多分それのせいかな？｣



私がそう云うとお父さんは安心した顔になった。





上手く騙せて良かった、、、



すると、丁度この話が終わるタイミングを見計らったかのように、料理が運ばれてきた。



料理が並べられて、私達はいただきます。と声を揃えて云い、ご飯を食べ始めた。



私は残りの荷物の片付けを頑張る為にも、といつもより沢山ご飯を食べた。









首領third

さっき、エリスちゃんにAちゃんが夢に魘されてたと聞いたので心配していたのだが、、、



Aちゃんは巨人に追いかけられる夢を見たと云っていて、安心した。



でも、少し様子がおかしかった。



さっき見せた笑顔も作り物だったし、


食べている時も何かを誤魔化すかのように、いつもより多くの量を食べていた。




Aちゃんは何かを隠している、、、



多分それはきっと夢の事についてだ。



単にどんな夢かを知られたくないだけならいいが、もし大きな事を隠しているなら、、、



それも誰かからの危害を加えられていたとしたら、、、



単なる私の考えすぎだといいが、、、

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