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2話目 ページ3

ガチャ


母親が部屋に入ってくる。


私は直ぐに近くにあるバラをナイフにして母親に向かって飛ばした。


そのバラのナイフは母親の胸のあたりに当たった。


私は直ぐにもう一本のバラを小さな人形の姿にして、鍵を取ってくるように命じた。


母親は直ぐに意識を手放した。


これはもう、私の蜜を食べない限り助からないだろう。


そして、この光景を何も思わず冷静に見つめてる私も最低だな。


まあ、この家族の子供だからしょうがないんだろうけど。


あ、でもこんなに狂っててイカれてる人でも血は綺麗なんだなー……。


血の色は好きだ。


私が生まれてからいるこの部屋に、一つだけ置いてあるバラの花と同じ色だから。


真っ白な殺風景なこの部屋が、血で溢れたら綺麗なんだろうなとも思った。


でも、今日でこの部屋とも、母親ともおさらばだ。


すると、バラの人形が手錠を外す鍵を持ってきた。


私は一言ありがとう。と伝え、手錠を外してもらった。


私はバラの人形を元のバラに戻し、部屋にあるバラを全て持って外に走った。






家を出ると、まるで想像もつかないような世界が広がっていた。


今まで、部屋から出たことはもちろん。外を見たこともなかったからだ。


人は余りいないような狭い道だったが、少しの隙間から見える景色は、とても綺麗だった。


私はそのまま狭い道を進んだ。


誰かいたら、その人を襲って財布を奪おう。


もう1人殺したんだ。何人殺したところで殺人犯は殺人犯だ。


しばらく待つと、包帯が巻いてある、顔の整った男の人が歩いてきた。


私は決心して、普通に歩いてすれ違う振りをした。


そして、すれ違った瞬間、私はさっきのバラのナイフを男の人に向かって勢いよく背中に刺した





はずだった。



男の人にナイフが触れた瞬間、ナイフがバラに戻ったのだ。


そして男の人は、私の足に1発の銃弾を放った。


その後、頭を思いっきり殴られ、意識が飛んだ。


完全に飛ぶ前に男の人が


「私に刃をむけるなんて…………覚悟しててね」


と、云った気がした。

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イヴ「和」○かき氷(プロフ) - kuroさん» ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!!ありがとうございます!!!お知らせの通り、最近忙しくて…更新さらに遅くなりますが、よろしくお願いします!!! (2019年7月11日 19時) (レス) id: 261bc1b2af (このIDを非表示/違反報告)
kuro(プロフ) - とても面白くて続きが気になります!更新頑張って下さい!(p`・ω・´q) (2019年7月5日 15時) (レス) id: f9572c4e12 (このIDを非表示/違反報告)
イヴ「和」○かき氷(プロフ) - *霧*さん» コメントありがとうございます!!!初めてのコメントでめっちゃ嬉しいです!頑張りますね! (2019年4月3日 22時) (レス) id: 261bc1b2af (このIDを非表示/違反報告)
*霧* - 初コメ失礼します!すごく私好みの作品で、めっちゃ面白いです!!夢主ちゃんがどうなっていくのか楽しみです!更新頑張ってください!! (2019年3月21日 8時) (レス) id: 18cb4fa1f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:イヴ | 作者ホームページ:ないぞ!  
作成日時:2019年1月5日 20時

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