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参 ページ7
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──カチャ
『!』
手に何かが当たる。見なくても分かるそれをボクはわし掴み その場から飛び退き構えた。
みんなごめん、でもボクは……
不安げな炭治郎や禰豆子と目が合う。
ボクが笑みを向けるとその目は見開かれた。
今度こそ 守ってみせるから。
刀を抜くと刀身を首元へ。
これは直感だ。
姉さんや禰豆子達の悲鳴が飛ぶ。
師匠は静かにこちらを見つめている。
流石です。ボクがすることを察して見定めている。
ボクは思いっきり刀を引いた。
瞬間
目の前が真っ赤に染まり何も見えなくなった。
ふと、ボクの頭に温もりが乗る。
「A、貴様は己の
優しく大きな手。
ボクが憧れ焦がれた温もり。
その人の姿はもう見えない。
師匠………千景様……
お慕い、しておりました……
ボクは、あの時言えなかった言葉をこぼし
意識を飛ばした。
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