検索窓
今日:7 hit、昨日:7 hit、合計:90,069 hit

第 捌 幕 ページ31

.


炎は嫌いだ。


全てを燃やし尽くす。


思い出も命も何もかも……




..


───熱い……熱いッ……

ここまで炎が来たのか……

姉さんや兄さんは?
ボクがいけばそれでみんなが助かるんじゃなかったのか?

なぜ燃やす!?なぜ殺す!?
ボク達はお前達に何をした?


嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ嫌いだ!

人間なんか……


大っ嫌いだ!!!───





...




──────ひどい怪我だね。


誰?



──────ウチは【──】。
傷が癒えるまで此処に休んでいくといいよ。






──────此処を経営する目的?
んー、特にこれといって決めていないかな。
ぁ、強いて言えば……キミのような子の助けになれれば役得、かな。



ふざけているのか。


──────ふざける?至極真面目に答えているつもりなんだけど……伝えるって難しいね。





──────次に行く場所で、貴女にとって良い(えにし)が結べますように。



──────良い縁は強くて堅い決して切れない糸。
きっと、キミを助けてくれる。




だから────









「またね」







その言葉を皮切りに、ボクの意識は浮上した。

.

壱→←肆



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (49 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
146人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 薄桜鬼
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:タートル | 作者ホームページ:http  
作成日時:2019年12月11日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。