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その年の運動会は、大ちゃんとの約束通り誰よりも大きな声で応援した。
凄く目立っていたのか、結局最後にゴールした大ちゃんは照れまくって顔を隠していたけど、私が大きく手を振ったのを見て照れながらも笑顔でピースしてくれたっけ。
｢……可愛かったなぁ｣
｢なにがでやんすか？｣
｢どわっ！？｣
急に声がして驚き目を開けると、｢どわってなに？｣ と笑う丸いサングラスをかけた大ちゃんがいて、恥ずかしさに無意味に髪を整えてみる。
｢ご注文は？｣
｢えっと、コーラで｣
｢寒いのに？｣
｢ん。佐久間さんコーヒーとかお茶系飲めないんだぞ｣
なに可愛く言っちゃって。
お子ちゃまだね。
｢あー、今 子供だなーとか思ったっしょ？｣
｢ふふ、思ってないよ？｣
｢どーだか。Aねぇの中では未だに１０歳の"大ちゃん"のままだよね｣
｢……それは、そこで止まってるもん｣
仕方ないことだよね。
私と大ちゃんの時間は１７年前で一度時間の経過は止まってる。
だからこそ再び出会えた奇跡が嬉しいんだよ。
｢よし、じゃあ止まった針を動かそうぜ！｣
.
で、やって来たのは私の知らない世界だった。
｢大ちゃん、ここは？｣
｢ア○メイトでやんす！ まずは今の佐久間さんを知ってもらおうと思って！｣
｢は、はあ…｣
アニメグッズやら漫画本、CDにDVDとアニメに関するありとあらゆる物が置いてあって、初めて来た私は物珍しさに視線が落ち着かない。
そんな私に大ちゃんは、これ今イチオシの嫁とか、この漫画ずごくキュンキュンすんのとか、等身大の女の子のクッションを見つけると目を輝かせて走って行けば、
｢これ迎え入れたい！｣
毎日一緒に寝られる〜って、もう買う気満々に抱き締めてる。
｢それ持ったまま電車乗るの？｣
｢流石に目立つからタクシーで帰るよ｣
居酒屋でご飯を食べて泊まっていたあの日よりも更に大荷物になっている。
レジでどうやって持とうか悩んでるから、一袋持つよと言えば ｢ありがとうでやんす！｣ と満面の笑み。
これは確信犯とみた。
｢大ちゃん、最初から荷物持ちさせようとしてたでしょ？｣
｢さあねぇん！｣
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ゆきんこ(プロフ) - ゆずさん» ゆず様、コメントありがとうございます！こちらにコメント頂くのは結構久しぶりなので嬉しかったです！Twitterも是非お越しください(^^) (2021年2月10日 9時) (
レス) id: 32279ed1b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - 楽しく読ませて頂きました！素敵な佐久間さんに癒されました！Twitterもリクエストさせて頂きました…！今後も応援しています！ (2021年2月9日 23時) (レス) id: 0de26007c0 (このIDを非表示/違反報告)
☆ゆきんこ☆(プロフ) - ゆきちょなさん» コメントありがとうございます(^^)キュンキュン超えてギュンギュン！！新しい(笑)更に超えてもらえるような作品作り頑張ります！！ (2020年7月20日 19時) (レス) id: 28b6095af7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきちょな(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！もうキュンキュン超えてギュンギュンですね(*´ω`*)次回も更新楽しみにしています！ (2020年7月19日 23時) (レス) id: def4041367 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - さっくりさとこさん» ありがとうございます！きゅるるんな佐久間さん可愛いですよね(^^)こちらの佐久間さんは年上お姉さまを手玉にとる方なので、可愛さ炸裂させる予定です！頑張ります！！ (2020年7月19日 19時) (レス) id: 28b6095af7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年7月10日 15時
