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玄関に入ってパチッと部屋の電気をつけた。
｢狭いけどどうぞ〜｣
｢お邪魔しま〜す｣
アラサー独身女子の部屋は、それはもう殺風景に映ったことだろう。
安月給のくせに頑張って都内に住んだもんだから、１LDKのこじんまりした部屋。
実家も近いのでこの家には本当に生活必需品と、ベットとテーブルとテレビくらい。
｢適当に座ってて？｣
｢うん｣
大ちゃんどうしたんだろう？
居酒屋ではずっと喋ってたのに、家に来るってなってから口数が極端に減った。
とりあえず飲み物と、軽く摘みになるものでも出そうとキッチンに向かう。
少しだけ開けたままのドアから覗いてみると、ベットに背を預けてキョロキョロとしてる。
｢あ、暖房つけてくれる？｣
ついつい先に支度しようとして暖房つけるの忘れてた。
アイドルさまを風邪ひかすわけにはいかない。危ない危ない。
｢寒かったでしょ？ ごめんね。はい、簡単なものだけど｣
｢ううん、俺暑がりだし。Aねぇこそありがとう！｣
最寄り駅のコンビニに寄って買ったお酒を不格好だけどそのままだして、改めて乾杯した。
｢大ちゃんとお酒呑む日が来るとは｣
｢ふふ、そんなに子供の印象のまま？ つうかAねぇだって当時小６だったじゃん｣
まあ小６と小４って結構な差を感じてたけどね、と苦笑いする。
｢だって私の身長のピークって中１で終わってるけど、大ちゃんってこんなに小さかったじゃん。だから本当に可愛くて｣
小６の時既に１５０センチ以上あった私に比べて、大ちゃんは背の順ではいつも先頭にいたくらいだし。
ちょこちょこと動き回ってて、小動物のように可愛かった。
とか思い出しながら笑っていたら、片方の肩に頬を乗せてクスッと妖しく笑う大ちゃんと視線があった。
｢えっと、｣
｢いいよ、もっと話してよ｣
｢あー…うーん、｣
さっきまでとても楽しい雰囲気だったのに、なんだろ？何故かソワソワする。
大ちゃんが見せる表情ひとつで、周りの空気がガラッと変わるのが不思議。
｢あ、大ちゃんお風呂入る？｣
話しを逸らしてしまえ。
さっきのコンビニで着替えや歯ブラシとかも買ってたし、もう泊まる気でいいるんだろうし。
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ゆきんこ(プロフ) - ゆずさん» ゆず様、コメントありがとうございます！こちらにコメント頂くのは結構久しぶりなので嬉しかったです！Twitterも是非お越しください(^^) (2021年2月10日 9時) (
レス) id: 32279ed1b4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆず - 楽しく読ませて頂きました！素敵な佐久間さんに癒されました！Twitterもリクエストさせて頂きました…！今後も応援しています！ (2021年2月9日 23時) (レス) id: 0de26007c0 (このIDを非表示/違反報告)
☆ゆきんこ☆(プロフ) - ゆきちょなさん» コメントありがとうございます(^^)キュンキュン超えてギュンギュン！！新しい(笑)更に超えてもらえるような作品作り頑張ります！！ (2020年7月20日 19時) (レス) id: 28b6095af7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきちょな(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます！もうキュンキュン超えてギュンギュンですね(*´ω`*)次回も更新楽しみにしています！ (2020年7月19日 23時) (レス) id: def4041367 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきんこ(プロフ) - さっくりさとこさん» ありがとうございます！きゅるるんな佐久間さん可愛いですよね(^^)こちらの佐久間さんは年上お姉さまを手玉にとる方なので、可愛さ炸裂させる予定です！頑張ります！！ (2020年7月19日 19時) (レス) id: 28b6095af7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆきんこ
| 作成日時：2020年7月10日 15時
