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それから長い時間がかかり、ひとつの肉の塊は黒いゴミ袋三つ分へと変化した。
わたしはその間に何回も吐いたし、マンちゃんは平然としていた。なんならマンちゃんは興味深そうに臓器や骨を観察していた。
息も絶え絶えの私の背中を、マンちゃんは手袋を外した手で優しく何回も撫でた。
それはあまりにもきれいな手だった。
罪なんてひとつも犯していないような手だと、私は錯覚した。
マンちゃんはやはり平然と私に声をかける。
「落ち着いたら埋めに行こう」
「うん…………」
マンちゃんに背中を押されるように風呂場から出る。ビニール手袋を外して、黒いビニール袋に捨てる。
赤黒い血がついた服はどうしよう。洗っても落ちないだろうから、捨てようか。とりあえず、その服を脱いで脱衣所に置いてあった新しい服を着る。
私よりも先に着替え終わったマンちゃんは「紅茶でも淹れるわ」と言い、先に出て行った。
やがて私が着替えるのにもたついていると、紅茶の優しい香りがここまで漂ってきた。その香りは先ほどまで鼻に入ってきていた血生臭い匂いと混ざり、私の鼻をおかしくした。
私はもう一度だけ吐いた。
私たちは罪という鎖で繋がってしまった。
これから私とマンちゃんは誰にも言えない秘密を抱えて生きていく。そして、それを知っているのはお互いだけだ。
ある意味、私と彼は恋人や夫婦よりも強い絆で結ばれてしまったのだ。
それが少し億劫で、今更ながら、私はあの人を殺したことを少しだけ後悔した。
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じばくとっこうたい - エストが出来るのであれば、出夢ちゃんみたいなヤンデレshaさんが読みたいです。よろしくお願いします) (2021年4月19日 21時) (
レス) id: 05f946baf6 (このIDを非表示/違反報告)
じばくとっこうたい - なでこちゃん！！！！！私の推しで、口調とか雰囲気がすごく再現されていてびっくりしました。前作の方でも黒猫ちゃんが出てきてめちゃくちゃ興奮いたしました←文章もすっごく素敵で、他の作品も読ませていただきました。これからも応援させていただきます。(もしリク (2021年4月19日 20時) (レス) id: 05f946baf6 (このIDを非表示/違反報告)
1 - 凄いグッサリきました！リクエストに応えていただきありがとうございます。現実が見えてるけど止めないタイプのメンヘラっていいですよね。 (2020年12月17日 0時) (レス) id: 3bc86cc6f5 (このIDを非表示/違反報告)
1 - それと、リクエストを1つ。個人的に、utさん、sypさんのメンヘラが好きで、どちらか書いていただければ嬉しいです。よろしくお願いします。 (2020年10月22日 21時) (レス) id: 3bc86cc6f5 (このIDを非表示/違反報告)
1 - 私に凄く刺さるお話ばかりで、とても楽しませて頂いています。やっぱり、メンヘラやヤンデレっていいですよね。これからも応援しています。 (2020年10月22日 21時) (レス) id: 3bc86cc6f5 (このIDを非表示/違反報告)
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