第1章 幻視 ページ1
今日もいつも通り。
電車の発車ベルがなっている。
階段を駆け上がり、
急いで乗り込む。
私が乗ったと共に、
電車のガス臭い匂いを巻き込んで
扉が閉まり、電車が走り出す。
いつも通りイヤホンを耳に押し込んで
椅子に座る。
反対側の窓に映る川に映る夕焼けを眺め
今日も憂鬱。
瞳を閉じ寝ようとした時…
イヤホンに異常な音量でノイズが入った。
驚いて目を開くと
外の景色だけが灰色で、
電車だけが動かぬ景色の上を走っている。
同じ電車に乗っている人達は誰も気づいていないようだ。
きっと疲れているのだろうともう一度眠ろうとした時…
「ねぇ、アンタ?見えてるんでしょ?灰色の世界が。」
イヤホン越しに声がする。
「は…?」
「ふふ、私の声も聞こえてるみたいねぇ…良いわ、ついてきて。」
そう声の主が言った途端
背景はもちろん、乗客も電車も動かなくなった。
そして世界が再び灰色になった。
「…はぁ…?!」
「これで私の姿が見えるかしら?」
驚いていたのもつかの間、
声が聞こえた右側を向くと
軍服調の服に長い金髪の女性が立っていた。
「見えてるみたいねぇ…ねぇ?神崎 A?」
「あっ…あんた…なんで私の名前を?!」
「さぁねぇ?私も分からないわ。」
「そんなわけないやろ?!」
「冗談よ♪」
「…」
「まぁ、良いわ。さあ、
「はぁぁぁぁ?!何?!それ?!」
次に続く
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神崎 A
JKで関西弁
ツッコミ担当(?)
シャツにジャケットのダサい制服にループタイを巻いている。
赤っぽい黒髪のボブにメッシュが入っている
能力→???
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???
軍服調のロングコートの下にシャツを着ていて、ネクタイを締めている。
見た目はおねぇさん(おばさん…?)
喋り方や言っていることが胡散臭い
地面に着きそうなぐらいに長い金髪
後ろで二つに結って垂らしている。
能力→???
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作者名:無案のむあん | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/muan/
作成日時:2022年3月4日 21時