厳選厨が通ります５【ポケモン】

楽しく（？）会話 ページ23

これから敵の本拠地に行く訳だが…サトシ達との合流で幾らか気分も落ち着いた。むしろ気が抜けてしまい会話もどんどん弾む


「博士によれば、世紀の大発見だってさ！君達は実にラッキーだね！」

「「「世紀の大発見！？」」」

「あぁ！なんでも、ライトストーンの居場所を突き止めたとかってね」

「じゃあ僕達はその歴史的瞬間に立ち会えるってことですね！！」

「楽しみだなピカチュウ！」

「ピカ♪」


ワイワイ盛り上がる中、いかにも不満そうな青年が1人。私の隣で顰めっ面をしているヒュウだ


「ヒュウ、どうかしたのか？」

「………いや、実はプラ…い"っ！？！？」

『プラ(・・)スルとマイナン！どっちが好きかな皆！！！？』

「き、急ね」


咄嗟にヒュウの右足を踏み、痛がっている間に話題をすり替えた。何すんだ！とヒュウがこちらを睨んでくるより前に無言の圧をかける。
お前今何言いかけた？？プラズマ団って言おうとした？？？ぶっ飛ばすぞ？？？お？


「プラスルとマイナンかぁ…でもなんで？」

『…ママがね！可愛いからどっちか育てたい〜って話しててさ！参考までに皆の好みが聞きたくて』

「いいなぁ！プラスルもマイナンも可愛いわよね！」

『でしょ？……ヒュウはどっちが好き？？』


俗に言う暗黒微笑、とはこういう顔の事なのだろう。背後に何かオーラを抱えてる感じ。一瞬たじろぐがすぐに返事をした


「…2匹とも育てるってのはできねぇのか
(おい、なんで邪魔するんだよ)」

『いや〜家ってせまいし、ミルホッグちゃんもいるからさ。
(おばか！いつどこで盗聴されてるかも分からないのに！奴らに気づかれたらどうする！)』

「あーそういや、おばさん育ててたな。
(だからってサトシ達に何も言わねぇつもりか？)」

『そうそう！だからミルホッグとの相性も考えないとね。
(それなら大丈夫。絶対危ない事なんてさせない)』


ここまでアイコンタクトで会話。これぞ幼馴染ってな。

多分アクロマは、勝手にプラズマ団の計画を漏らしたんだと思う。あいつってそもそもゲーチス嫌いだしプラズマ団にそこまで協力的では無い。
だから、奴らは私達が来ることに気づいていない。お前らの計画阻止してやるからな！って態度で飛び込もうものなら、アイツら何しでかすか分からないもんね。今は泳がせておくのが無難だろう

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