厳選厨が通ります６【カロス編】

優勝宣言 ページ30

そしてダンデさんを皮切りに次々とチャンピオン達が話しかけてきた


「とあるポケモン？一体どういう事なの？」

「本当に無事なのかい！？怪我は！？」

「なんで正体を隠して参加したんだ？」

「一体今までどこにいたの？」


んんんんん聞き取れん！こうなることが分かってたから偽名で参戦したのによお……私のおばか……


『…まぁ、ショウって名前は正体不明だから"ショウ"ですね。安直でしょ？あとトーナメントに参加した以上は、バトルに集中したいと思って。暫く伏せていたんです』

「なんというか…ストイックだな」


本当ならバトルが始まる前に「久しぶりだなチャンピオン」(ﾄﾞﾔｧ)とか面を取ってサプライズしたかったんだけどね〜。その方が強キャラ感出るじゃん？

頭の中で整理しながらも一つ一つの質問に答えていく。


『あとは……どこにいたか、までは言えません。ただ伝説ポケモンに頼まれて世界の秩序を守ってきた…としか』

「………なるほど？大体は読めたぜ」

『本当ですかね』


ダンデさんずっと疑問符浮かべてますが。何一つ納得してないでしょう

「さ、さあ！間もなく第1試合だぜ！アランくん！」

「……ﾊｲ」

『声ちっさ』


耳元でアランくんが小さく返事をした。こいつ、こんな情緒でバトル出来るのだろうか。不安になってきた


『……あの！皆さん！』


場を乱したのは私だ。だったら私から改めて喝を入れてやらねば。
アランくんとサトシをゆっくり引き剥がし、大きく息を吸った。


『…皆さんに会えて私も嬉しいです。皆さんの顔を見て、ようやくここへ帰って来れたんだと実感しました

けど！今はトーナメント戦！私は本気のバトルがしたくて、エントリーしました！』

「「「！」」」

『……戻ってきたからには、なんて。情けもいりません。遠慮なく戦いましょう！

……でも！優勝するのは私です！』


そう高らかに宣言した。いわば挑発とも言える。ハッパをかけてやればその場にいた全員の目付きが変わったのだ。そうそう、このピリッとした空気！たまんないよね

…そして、私の優勝宣言へ真っ先に声を上げたのはサトシだった。


「…いいや俺だ！！A！俺と本気でバトルしような！！！」

『おうともよサトシ！手加減しないかんね！』

「あら、その前に私とのバトルを忘れないで欲しいわ」

『もちろんですよシロナさん！』


第1対戦の相手はシロナさんだ。何の巡り合わせでしょうね〜
あんたの先祖(？)には一杯食わされたから。対シロナさんの為だけに特別にメンバーを入れ替えたんだ

絶対に、負けらんない。

ただいま、と→←ショウ=？？？

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