謎のポケモン達 ページ25
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〈NO side〉
_「ルカリオ!!"はどうだん"!」
「グァウ!」
イッシュ地方某所。ツンツンとしたくせっ毛が特徴の青年が、ルカリオと共に修行していた。指示通り"はどうだん"を繰り出せば視線の先にあった的が壊れる。
最初と比べ随分息も合うようになった。そろそろ出番だろうと、青年もといヒュウはキーストーンに触れた
「今日こそ決めるぜルカリオ!!
来い!!!"メガシンカ"!!!!!」
「グァウウウ!!!!!」
メガリングとルカリオナイトが共鳴する。眩い光が放たれルカリオの姿が少しずつ変化した……
その直後──、
_バチン…!!!
「「!?」」
突如として光が消える。ルカリオの姿さえ元に戻ってしまい、辺りが静まり返った。
…そう。メガシンカに失敗したのだ。
「……ぬああああ!くそ!!これでもダメかぁ……」
「ヴァ…」
未だにメガシンカが成功しない。苛立ちさえ覚えたヒュウは頭を掻きながら声を上げる。けれどルカリオの申し訳なさそうな表情にハッと我に返ると、頭を優しく撫でてやった
「…ルカリオのせいじゃねーよ。俺の実力不足だ!もう1回やってみようぜ!」
「…ヴァ!」
_「あ、いたいたー!ヒュウ〜!!!」
特訓の最中。ヒュウを見かけ嬉しそうに走ってきた人物がいた。彼の友人の1人、アイリスである。
ヒュウがよくこの森で鍛えているという話を聞いてやってきたそうだ。
「ようアイリス!元気か?」
「うん!やっぱりここで練習してたんだ!メガシンカ、できるようになった?」
「………いや、全然」
「…そっかあ…2人なら大丈夫だと思うんだけどなぁ……」
メガシンカは絆の象徴とも呼べる。ポケモンとトレーナーの心がひとつになった時初めて新たな可能性を引き出すことができる、と。
…自分達には何が足りないのか。悶々と悩む日々が続く。
「ところでこのルカリオ……一体誰のポケモンなのかしら」
「うーん…」
ヒュウはずっと疑問に思っていた。このルカリオはどこからきたポケモンなのかと。
気がつけば自分の手元に幾つかモンスターボールがあった。
中から出てきたポケモン達もヒュウに懐いてはいたらしい。だから今は預かる、という形でヒュウが面倒を見ている
調べてみれば、親は不明だという。きっとプラズマ団から解放されたポケモン達の中に混じっていたのだろうと考えていたが……
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ひな(プロフ) - 改めてシリーズ作品を全て読ませて頂きました...ポケモンの素晴らしさっていうのがちょこぴーさんの作品では何にとっても何に代えたって伝わるんです。いつの時代でも胸が高鳴ってどうしようもないくらい好きだって言えるような作品です😭 長文失礼しました! (2月19日 1時) (レス) id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ここまで書き続けてくださってありがとうございました!!!番外編も拝見させていただきますね!!!大好きです!!!😌😌❤️❤️ (2月18日 23時) (レス) id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - 完結おめでとうございます!!!!!!こんなに遅くなってしまってすごく申し訳ないです、引退までの時間は短くなってしまいましたがそれまでは楽しんで欲しいです...😌😌 大好きな作品か終わってしまったのは悲しいけど完結はやっぱりおめでたい事なので... (2月18日 23時) (レス) @page50 id: 1ddf176c35 (このIDを非表示/違反報告)
もるる - 完結おめでとうございます!1年ほど占ツクから離れてたのですが不意にこの作品が読みたくなって帰ってきました。やはり続きが沢山あって狂喜乱舞しました(笑)改めて最初から読み始め、最後まで楽しませていただきました。これからも密かに応援させていただきます。 (1月30日 19時) (レス) @page50 id: c69fdbd3cf (このIDを非表示/違反報告)
チョコ&ピーナッツ(プロフ) - 柚葉さん» 柚葉さぁぁぁん!!!こちらこそ!!!本当にありがとうございました!!!素敵なイラストも沢山いただけ本当に嬉しいです…!この作品を通して柚葉さんに出会え、私こそとても楽しかったです!!ありがとう!!!!! (1月20日 16時) (レス) id: 827ada299b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チョコ&ピーナッツ | 作成日時:2023年12月17日 18時