幼馴染パワー ページ38
＜ヒュウ side>
「……ピカチュウ！」
「ピカ！」
凄まじい電撃に、逃げ惑うロケット団の下っ端達。見てるこっちの良心が抉られるな。
Aから軽く話は聞いていたが……伝説のトレーナー、レッドか。その気迫はひしひしと伝わってくる。俺が今勝負を挑んだところでボロ負けするだろ
過去にロケット団を壊滅させた張本人らしく、下っ端への当たりがかなり強い。容赦ない攻撃に為す術なし…ってところだな。
「…おし！俺達もやるぞ、ダイケンキ！！」
「ダァイ！」
闘争心に火がついた俺達も、負けじと下っ端を相手取る。どいつもこいつも手応えが無くて欠伸が出そうだ。
──その時、俺の後ろから聞き覚えのある声が降ってきた。
「2人とも！大丈夫！？」
「…！A」
いつの間にか、Aと合流できた。モンスターボールを構えながら下っ端を見据えるこいつだが…何故か違和感を覚える。
「なあ、なんでここに来たんだ？」
「なんでって、2人が心配だったからに決まってるでしょ？」
「そうか………
お前、Aじゃねぇだろ？俺には効かねえからな。偽物」
「！」
Aの姿をしたそいつは大きく目を見開くと、意味ありげに笑った。潔く変装を解くと赤色の髪の女が立ちはだかる
「うっふっふ、ラムダの変装を見破るなんてね。やるじゃない！」
「はっ、幼馴染ナメんなよ！他の下っ端と格好が違うな…あんた」
「そうよ。あたくしは幹部のアテナ。随分と暴れ回ってくれたわね！ここからはあたくし達幹部がお相手するわ！」
"達"という言葉に幹部が複数いることを察した。背後には帽子をかぶった男がいて、俺らが囲われていたことに気づく。
「……初めまして、私はランス。ロケット団を壊滅にまで追い込んだトレーナー…レッド。お会いしたかったですよ」
「…」
「もう1人、イッシュの英雄さんも一目見たかったですが…この場にいないようですね」
「……あいつに用があるなら、俺らを倒してからだな」
こいつ、かなり俺達の情報を知っている。今までの下っ端共とは明らかに雰囲気が違う。固唾を飲みながら構え、奴らの出方を伺った
「レッド…さん。俺だってバトル出来るんだからな。抜け駆けは無しだぜ」
「…うん」
まあ、俺らが負けるはずなんてねぇんだけどな。
ーーー
ーー
ー
＜主人公 side>
階段を降りていけば、見通しの良い廊下までやってこれた。この辺りは結構原作と同じ景色。あちこちに罠らしきものが散らばっている
『……あのペルシアン像。怪しいですね』
「…目の部分に感知器がある。ロケット団以外の誰かが横切ればセンサーが発動する仕組みだ。迂闊に近寄るな」
『詳しいね、シルバーくん』
流石、サカキの息子さんだ。内部事情全部暴露してくれて助かるよ。あのペルシアン像を躱しながら奥へ進む方法を考えていると、ワタルさんが私達より前へ出る
「…カイリュー」
『ん？』
この瞬間、とても嫌な予感がした。
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ひな(プロフ) - 更新ありがとうございます!!!! (9月2日 9時) (
レス) @page37 id: 86ac079c04 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - wtrさんありがとうございます🙏✨あとPart4も殿堂入りおめでとうございます🎊✨これからも楽しみにしてますね！！ (8月22日 10時) (レス) @page36 id: 37a6d33036 (このIDを非表示/違反報告)
メイちゃんだお⭐︎ - ちょっち前にひひひろしくん発言したメイもわたしですねぇ！ワンピ好きなのも同じですし...びっぐらゔですよびっぐらゔ (7月6日 20時) (レス) @page33 id: befb0f92fd (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - メイちゃんだお⭐︎さん» ありがとうございます！！メイちゃんだぁ🥰なんと！ママチャリの方も見てくださっているのですか！？！？嬉しすぎて涙出てきます…！これからも頑張ります！！！ (7月5日 16時) (レス) @page32 id: 827ada299b (このIDを非表示/違反報告)
メイちゃんだお⭐︎ - 好きです。ほんとに好きです。ママチャリも好きですしもう好きです（語彙力消滅）これ見て私メイでよかったってこころの底から思いました (7月2日 20時) (レス) id: befb0f92fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：チョコ＆ピーナッツ
| 作成日時：2023年4月16日 20時
