血気盛ん ページ29
「なぁ！アンタらトレーナーはんやろ！？アカネはんもおらへんし、ロケット団を何とかしてくれんか？頼むわぁ！」
コガネシティの住人のうち1人が私達に懇願してきた。頼まれなくともそうするつもりだったので笑顔で頷く
『勿論ですよ！というか…』
「人のポケモンまで盗みやがって！！絶対許さねぇからな！！！今から怒るぜ！！」
「僕が倒す」
後ろ2人が殺る気満々なんだよなぁ。レジェンドとリーグ経験者相手だと戦力差があり過ぎる。もはや私が直接手を下すまでも無いですねｸｫﾚﾊ
何だかロケット団が可哀想にすら思えてきたが、一先ずは街の様子を見ようという事で話がまとまりゲートの前まで移動してきた
「…じゃ、中に入るぞ。いいな？」
「……うん」
「ピカ！」
『(既にピカチュウ出してる…)』
なんかもう、私いらない気がしてきたかも。こっそり離れてジョウト観光してきちゃダメかしら…なんて考えながらふと電光掲示板の辺りに目をやると、どこか見覚えのある青年がこちらをじっと見つめている
虫の居所でも悪いのか怪訝そうな顔つきでこちらを凝視し、かと思えば低い声色でこちらに話しかけてきた
「おい。お前ら」
『ん？』
「コガネの住民か？揃いも揃って何の用だよ」
「いや、違ぇぜ。そのコガネの奴らに頼まれたんだよ。ロケット団を何とかしてくれってな」
少し長い赤髪、ぶっきらぼうな表情に鋭い目付き。勘のいい人ならもうお察しだろうが、彼こそが金・銀及びHGSSのライバル君である。多分名前はシルバー…いやいや、この子に関しては名前が結構あるから………ちな私は「わんわんお」って名前つけて遊んでた。ごめんよ
…で、わんわんお君では無くてライバル君は私達がコガネの住人ではないと知った途端に眉をひそめた
「頼まれて？通りすがりの他人に縋るような弱い奴らの言う事を聞くのか、お前らは」
「は？」
「街が襲われてるってのに、自分で立ち向かうことすらしないんだな。くだらねぇ。俺は弱い奴が大っ嫌いだ」
「おい、困ってる人に向かってそんな言い方はねぇだろ！？」
ヒュウと険悪ムードになりつつあるな。ハラハラしながら見守っていたが、彼は捨て台詞のように吐いては、一足先にコガネシティの中へと入っていく。突然絡まれて驚きはしたものの、ライバル君1人放置するのも危険だと慌てて後を追いかけた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 429人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ひな(プロフ) - 更新ありがとうございます!!!! (9月2日 9時) (
レス) @page37 id: 86ac079c04 (このIDを非表示/違反報告)
柚葉(プロフ) - wtrさんありがとうございます🙏✨あとPart4も殿堂入りおめでとうございます🎊✨これからも楽しみにしてますね！！ (8月22日 10時) (レス) @page36 id: 37a6d33036 (このIDを非表示/違反報告)
メイちゃんだお⭐︎ - ちょっち前にひひひろしくん発言したメイもわたしですねぇ！ワンピ好きなのも同じですし...びっぐらゔですよびっぐらゔ (7月6日 20時) (レス) @page33 id: befb0f92fd (このIDを非表示/違反報告)
チョコ＆ピーナッツ(プロフ) - メイちゃんだお⭐︎さん» ありがとうございます！！メイちゃんだぁ🥰なんと！ママチャリの方も見てくださっているのですか！？！？嬉しすぎて涙出てきます…！これからも頑張ります！！！ (7月5日 16時) (レス) @page32 id: 827ada299b (このIDを非表示/違反報告)
メイちゃんだお⭐︎ - 好きです。ほんとに好きです。ママチャリも好きですしもう好きです（語彙力消滅）これ見て私メイでよかったってこころの底から思いました (7月2日 20時) (レス) id: befb0f92fd (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：チョコ＆ピーナッツ
| 作成日時：2023年4月16日 20時
