☆ニジュウサン ページ24
2人で雑談をしながらパフェを食べ進め、もう残り少なくなってきた頃。
急に俺の携帯がピコンとなった。
…通知?
「ちょっとすまん」とAに断りを入れて携帯を開く、と。
ーーー
鬱…グルッペンさん、まだですか?
ーーー
あー、すまん。
普通に忘れてたゾ!←
俺は携帯を閉じて、Aに向き直った。
gr「なあA、ひとつ聞きたいんだが」
俺が言うと、彼女は眉を上げて、口元に笑みを浮かべて『なに?』と聞き返してくれた。
gr「…正直に答えろよ?」
『…はい』
異様な雰囲気を察知したのか、Aも背筋を伸ばした。
gr「俺たちの中で誰が1番すk…話しやすい?」
まずは遠回しに。
まあここで大先生の名前が出てきたら完璧やけどな。
そんなこと、ないだろうな。←
我々だは結構いるしな。
gr「あ、俺は抜けよ?」
『え…』
Aなら気を使って、俺の名前を出しかねない。
だからきちんと前置きしておいた。
Aは困ったように今度は眉尻を下げて腕を組んだ。
『せやねぇ…』と時々漏らしながら。
ふと、大先生の背中を見るとなんか、さっきよりも背中が小さくなっているような。
俺も押し黙って彼女の答えを待つ。
…なんで俺がこんなにドキドキしてるんだ。
馬鹿らしい。←
『…
Aの口から出たやつの名前を聞いて、俺たちは肩を落とした。
やっぱり十数人中1人となったら大先生が出てくる確率は低いわな。
大先生どんまいや。
彼の背中にそういう視線をおくっていると。
『あ、でも
いい人やなって思うな〜!』
さっきよりは少し大きめの声でAが言う。
まじか!
名前が出たぞ!
大先生!
ぱっと彼の方を見る。
その瞬間。
ガタァン!
…
は?
大先生自身が1番驚いたのだろう。
こいつ、思いっきり立ち上がって椅子を倒しやがった。
バレるやろ?!
『なんのおt…』
やばいゾ…Aが後ろを向いてしまう…!
俺は慌ててどうにかしてAの気をそらそうと席をたとうとした。…が
ガチャァン!
gr「…あ」
『…え?』
机に広がるお冷。
しまった。
こぼしてしまった。
『ちょ、
だが、ナイスかもしれない。
Aがこっちを向いて水を拭いてくれだしたのだ。
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☆雅空☆(プロフ) - Aoiさん» お待たせしましたm(._.*)mありがとうございます!とても嬉しい限りです! (2020年1月29日 20時) (レス) id: b3698bc5f5 (このIDを非表示/違反報告)
Aoi - 待ってましたー!(待ち続けて良かった) 完結おめでとうございます! ニコニコしながら読ませていただきました! (2020年1月29日 15時) (レス) id: 04b09c3544 (このIDを非表示/違反報告)
☆雅空☆(プロフ) - 流希さん» ありがとうございます!これからもご期待に添えられるように頑張りますっ! (2019年10月5日 11時) (レス) id: b3698bc5f5 (このIDを非表示/違反報告)
流希 - 可愛いすぎる!凄く好きな感じの作品です!頑張って下さい! (2019年10月5日 10時) (レス) id: a52e442f29 (このIDを非表示/違反報告)
☆雅空☆(プロフ) - ぺんぎん☆さん» 神だなんてそんな…(汗)ありがとうございます!!頑張りますっ! (2019年9月29日 22時) (レス) id: b3698bc5f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:☆雅空☆ | 作成日時:2019年9月14日 11時