絵を描く為なら手段は選ばない 白華 ページ36
今、私は絵を描いている。
パレットハコニワの中で。
絵を描くというのは素晴らしい行為だ。
とても楽しく、有意義だ。
なのに、なのに−
「ねえイラ厨眼鏡、何か適当にお菓子買ってきて!」
こいつが邪魔をする。
大決闘祭に参加させた手前、頼みを断るわけに行かないのだが、やはり不快だ。そして面倒だ。
「…はぁ…」
筆を置き、立ち上がる。
「へへぇ、それでこそあんただよ」
…殴り殺してやろうかなこいつ。
外に出ると、日光が眩しくこちらを照り付ける
「っ…」
つい最近出たばかりだが、やはり外というのは割に合わない。
「…さっさと帰ろう」
そう呟いて、人里に向かう。
菓子を買うがてら死体が落ちていないか確認したが、一つも落ちていない。
結局収拾は無しかと来た道を戻るも、そこで自分の暇を潰したいという気持ちが出てきた。
ここでただ帰るのもなんだ、紅魔館にでも寄っていこう。
霧の湖を横切ろうとした、その時だった。
「…ん?」
見つけたのは、小さな木造一軒家だった。
本当にさびれたものだったが、どこか落ち着ける静かな雰囲気を醸し出している。
…そこで私は、一つの結論に至った。
(…ここで絵を描いたら、とても集中出来るんじゃないか?)
その瞬間、私は軽くスピードを出してその木造一軒家の前に立ち、扉を蹴り飛ばす。
こちらを見ていたのは、白髪で赤色の目をした背の低い少女だった。
私は続ける。
「やあ、私は小虎白華。しがない絵描きさ。突然だが、私はここで絵を描きたいんだが、いいか?こ
こで絵を描けば、きっと集中できるし、いいものが描ける。この要望を飲んでくれるのなら、私
は君の願いをなんでも聞こう。どうだ?―白檮山狂花」
私は一気に言う。
そして、彼女の返答を待った。
================
さっき様、ここからお願いします!
芸術家と読書家 白檮山狂花→←慣れない事はしないに限るが避けられない事もある 霊華
1人がお気に入り
「募集企画」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
うp主こと東方好き死神まお(別アカ) - さっきさん» ありがとうございます! (2022年8月19日 13時) (レス) id: d45d880fd4 (このIDを非表示/違反報告)
さっき(プロフ) - 更新しました!あと、お話がいっぱいなので新しく作っておきます! (2022年8月19日 13時) (レス) id: cc7395c068 (このIDを非表示/違反報告)
さっき(プロフ) - 更新します! (2022年8月19日 12時) (レス) id: cc7395c068 (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 更新しました! (2022年8月19日 12時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
フウ(プロフ) - 更新します! (2022年8月19日 12時) (レス) id: b910a0dd1c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:サナティ x他5人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/
作成日時:2022年8月6日 9時