【募集企画】東方幻想記録物語11巻

何があったのかは知らない、けどつまんないからもう一回　ディアボロ ページ4

あーーーーーーーーーーーーーーーーーー、暇。
暇暇暇暇暇暇。
いや、闘いを手伝いに行けばいいだけなんだけどね？
格好良く去って行った手前、「もっかい来たよー！」なんて言えないじゃん！？
机に置いてあるおやつカルパスに手を伸ばす。
かじりつきながら、ふと考えた。
あれ、何かおかしくね？
さっきまでは、外から戦ってる気配がした。
でも、今は違う。
何か、静かというか平和というか･･･
これさ、もしかして･･･
扉に手をかける。
すると、そこに広がっていたのは･･･
先刻までの戦場が夢のような、いつも通りの東京だった。

「･･･えっ、えええっ！？」

待ってどういうこと！？
何で元に戻って･･･
･･･あ、紅葉紅音か。
うーわ･･･面倒なことしてくれちゃって。
･･･え？何で残念がってるのかって？
考えてみな。
･･･うむ、しょうがないな。
いや私悪くないから。悪いのは私の機嫌を損ねたあちら側の方だから。
えーっと、確かこの場合の呪文は･･･あれか。

「混沌よ、目を覚ませ！平穏よ、永遠に眠れ！汝が主の満足するときまで！」

そう言った瞬間、東京は･･･

「はぁ〜い、これで元通り〜。地獄絵図だよぉ〜っ！」

うん、別に私悪くないから。

「じゃあ私はー･･･イラ厨眼鏡の所にでも行こうかな〜！」

満面の笑みで、私はふわりと浮かんだ。

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