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万「そうで…ござるな…」
北「?」
風は全てを覚えている…果たして万葉の謎は風が伝えてくれるのだろうか、はたまた岩神のお告げかな?
それか、自分の目で見極め、判断するその時まで…分からない
Aside
孤雲閣という大きな扉の前には、机とたくさんの人々、それに受付の女性と思われる人がいた
川のようなものを越えた先にある大きな会場
ここで思いっきり戦ったら盛り上がるだろうなあ…
パ「申し込みする前に、参加者の状況を把握しておこうぜ」
『うん』
パ「たしか参加者は、なにかしらの実績を持ってる必要があるって言ってたよな?一体どんな人たちなんだろう?」
パイモンの提案を受け入れ、同じ会場に来ている人たちに話を聞いてみる
参加者は…男性が多いみたいだ
女性はほとんど見かけないし、見かけたとしても観客として来たのだろう
体格の良い人と、兵士のような格好をした人に話を聞く
パ「こんにちは、「南十字武闘会」に参加しに来たのか?」
話しかけた体格の良い人は、雲おじ、という名前らしい
結構可愛い名前だな…雲おじ…
雲「そうだが、君たちも申し込んだのか?」
蛍「まだ」
雲「だったら、まずは武闘会の決まりを見てくるといい。「南十字武闘会」は希望者全員が参加できるわけでは
ないからな」
『えっ?』
雲「武闘会は拳法や武器を使って勝負する。実力がない人が参加しても、最終的に怪我を負うだけだ。
誰もそんなことは望んでない、そうだろ?」
雲おじさんには悪いけど…その心配はなさそうかな
だって魔神とか、ファトゥスとかと戦ってるし…トワリンも助けたことあるし
パ「おう、それならもう聞いたぞ。でも、そっちは一体どんな実績の持ち主なんだ?」
雲「はははっ、俺か。以前「
蛍「チ虎岩…」
『自由搏撃…』
パ「なんか、あまり一般的なやつじゃなさそうだな」
雲「そんな!聞いたことないのか?よくやってる大会で、俺が参加した時なんか、何十人も参加者がいたんだぞ?
大会の実績以外にも、千岩軍の代わりに宝盗団を捕まえたことがある。悪さをする二人の悪党を 取っ捕まえ
たんだ。
ふん、夜中に俺のところに盗みに来るなんて、とんだ怖いもの知らずだったぜ」
『千岩軍の、代わりに…?』
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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年9月14日 21時