原神〜2人の姫と1人の王子〜 VI (ページ32)

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北「じゃあ、人も揃ったことだし、そろそろ———雷雨に包まれし「永遠」の国へ向けて、
　出航だ！」

パ「しゅっぱーつ！」

私たちは初めて船に乗り、大はしゃぎ

目の前には船員さんたちが荷物を運んだり、周りの安全確認をしている人がいる

とても大きな船で、日差しは眩しい

絶好の出航日和だ

船の先端には万葉が座っている

そしてこちらに気づくと手を振ってくれるので、こちらも振り返す

万「(^^)／～～～」

『ヾ(๑╹◡╹)ﾉ"』

海から錨が上がり、帆を張る

そして進み出す

稲妻近海の雷雨を突破し、死兆星号がやっと港に到着した…

稲妻に到着したと聞いて、外を眺める

パ「うわぁ…！」

蛍「わぁ…！」

『(*ﾟ▽ﾟ*)』

街並みは古風で、大きな丘や、大きな神社

紅葉が色鮮やかで、美しい

そして稲妻の港に着き、北斗さんが案内をしてくれる

近くの箱の上に金を投げて遊んでいる青年がいた

そしてこちらに気づくと、喜んで駆け寄ってくる

？「よっ！」

『ど、どうも…』

？「やっと来た。「璃月の姉御」、待ちくたびれてたところだよ。
　それと三人の密猟者…あっ、いや客人というべきか」

パ「シーッ！」

蛍「(((｀ｰｰ´))」

『((・・))』

北「あんたたちの将軍様のせいで、近頃は稲妻近海の雷雨と暴風が前よりも強くなってやがる…もちろんアタシの
　戦隊も大いに本領を発揮したが、それでも少し時間がかかっちまった。
　そうだ、紹介しよう。こいつはトーマ、最近知り合った商売仲間だ」

ト「よっ、君たちに会えることをずっと楽しみにしてたよ」

北「トーマ、この三人は…」

ト「紹介はいらない。異郷の旅人の名声は、海外の嵐だろうと防げないからね。とっくに耳に入ってるよ」

『こんにちは、トーマ』

蛍「いやぁ、それほどでも」

パ「嬉しいこと言うなおまえ、えへへっ」

北「ふむ、手間が省けたな。
　蛍、A、トーマはもう長いこと離島で活動している、ここの顔役と言っても過言ではないだろう。
　何か困ったことがあればこいつを訪ねるといい。だが、もしこいつがあんたらに不埒を働けば…次、稲妻に
　来た時、アタシがあんたらの代わりにこいつをシメてやる」

ト「アハハッ…安心してくれ、オレたちなら仲良くやれると思うよ」

北「そろそろ時間だ、アタシの船にはまだ「お尋ね者」が一人乗ってるからな。長居はできない」

パ「万葉のことか…」