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万「とにかく、「死兆星」号が稲妻に向けて出港するまで時間がかかる。
準備ができたらお主らに伝えよう。この機に拙者もこの地を歩き回ってみたいでござる。
璃月の広大な大地に、神の目を呼び覚ますきっかけがないかを」
パ「きっと上手くいくさ!」
万「感謝する、お互いの旅に意味を見出せることを願っているでござるよ。
最後に一つ忠告を———無尽の嵐の先に待ち受けているのは、お主らにとって最も困難な旅やもしれぬ、
心せよ」
『うん…!』
万「では、拙者はこれで」
パ「ありがとなー!」
万葉は向きを変えて去っていく
『私たちはこれからどうしようか?』
蛍「うーん…万葉みたいにこの地を歩くのもいいと思うけど…」
パ「オイラはお腹すいたぞー…」
『ええ…!?もう?まだ午前中だよ?』
パ「だってー、盗人を追いかけたり、難しい話を聞いたんだ。
お腹空くだろ〜?」
『もう…じゃあ近くで材料集めをして、何か作ろうか』
蛍「そうだね、じゃないとパイモンがうるさいもん」
パ「うるさいってなんだよー!!」
『はいはい…叫ぶと余計にお腹空くよ』
私たちは結局、腹ごしらえをしてからゆっくりこの地を歩き談笑して回った
鎖国をして、国勢があまり良くなく、緊張している稲妻
これからの旅の緊張感に向けて、今日は思いっきり笑う
万葉に忠告された
「覚悟をしておけ」と
でも、今だけは許して欲しい
今まで頑張ってご褒美
また明日、この3人で頑張れるように———
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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年9月14日 21時