検索窓
今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:8,637 hit

section 21 ページ22

万「拙者が知りたいのは、神の目が神にとって何を意味するのかということ。
  何をもって神は、神に目を人に授けるのか?
  すまぬ、お主らにとっては訳の分からぬ話であったな。
  不思議な力を見せてくれた礼に、稲妻について聞きたいことがあれば拙者が言えよう」


蛍「その「訳の分からない」事が知りたい」


『そうだよ!そっちの方が気になる』


万「それが気になったのでござるか。あははっ、ではもう少し詳細に語ろう。
  いま稲妻では「目狩り令」が行われている、それはお主らも知っておるな」


『うん』


万「神の目とは神からの恩恵でござる。人々がその贈り物を受け取った後、またそれを回収するということは
  時に死を招く結果にもなり得る。
  もしも七神が自らの意志により神の目を人々に授けたのであれば、今の雷神はそれについて疑問を
  抱いているということになるのではないか?
  もう長いこと、新たに雷元素を持つ者は現れておらぬ。おそらくそこには、雷電将軍の意思が反映
  されているのであろう」


パ「なんか話を聞いた感じ…強引的な神だな…」


万「拙者が知る限り、彼女は「永遠」を追求する神であり、自らの考えを冷酷に貫く。
  璃月の「契約」が璃月を生きるためにあるというのなら、今の稲妻が求める「永遠」は、いったい人々に
  何をもたらすということであろう?
  ———少なくとも、鎖に縛られた稲妻の民たちは、よい生活を送ってはおらぬ」


パ「なんか、おまえらが最初に会った神がやりそうなことだな」


万「おや?前に雷神を見たことが?」


『同じかはまだ分からないけど』


万「時により左右されるのは将軍様ではなく、拙者たちのみ。
  もし彼女を探したいのであれば、彼女はその場所に居続けているであろう。
  いつの日か必ず、彼女から「永遠」についての答えを得るつもりでござるよ」
 


万葉は強い眼差しでそう言う


万葉には、雷電将軍にあまり良い思いをしていないのかな?

何かあったんだろう…


万葉はこちらをクルリと向いて、明るい声色になった



万「さあ、そろそろ時間であるな。決勝戦が始まるでござるよ」


パ「そうだな。稲妻のことばかり話してて、試合のことを忘れてたぜ」


万「他にやる事がないのであれば、共に戻ろう」


蛍「わかった」


万「うむ、では参ろう。神の目を誰が手にするか見ものでござるな」

section 22→←section 20



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (9 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
33人がお気に入り
設定タグ:原神 , 空蛍 ,
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年9月14日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。