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2話 仙人を迎える ページ45

そろりそろりと迎仙儀式の会場から抜け出し、外に出ようとすると



コツ



と足音がしてしまった



兵「ん?」



それに気づいた兵士がこちらを向く



パ「あ!」


蛍「!」


『クッ!』



そう言うと考える暇もなくお姉ちゃんは走る

それに一瞬びっくりしたが私も後を追いかけて走る



兵「ヤツらはあそこだ!」


兵「捕まえろ!」



急いで長い階段を降りる

すると前方から兵の軍団が向かってきた


引き返そうと後ろを向いても兵の軍がきた


踊り場の角に追い詰められる



兵「逃すかっ!」



そう言われ、剣を向けられると私たちも武器を取り出す


けれど、その瞬間に声がした



?「お嬢ちゃんたち、動かないで」



すると後ろから水の矢が飛んできてそれと同時に知らない男の人が飛んできた


矢で攻撃するのかと思ったが、弓が水の剣の形に変え、兵を一掃する



?「ふぅ…」


兵「こっちだ!急げ!」



上から増援の声がする



?「ついてきて」



そう言って男の人は階段下へ走っていってしまう


私たちは誰だ?と見つめ合うが兵が来てしまうので、仕方なくその人についていく



しばらく走り、ようやく兵のいない場所へ出た



パ「はぁ…はぁ…疲れたぞ」


『お疲れ様』


蛍「魔法で飛ぶには筋肉使わないよ」


パ「蛍は思いやりが足りないぞ!オイラの幻想の翼はめちゃくちゃ疲れて———あっ、そうだ!
  おまえ、なにもんだ?」


?「タルタリヤだ。「公子」と呼んでくれていいよ」


パ「うわっ…オイラたちを助けたからって見下してないか?」



ラ「キュゥキュゥ(随分キザな人だね)」


『あはは…そうだね……っていうかラソルは隠れてて!』


ラ「キュッ!(あ、そうだった!)」



タ「ははっ、そんなつもりはないさ、「名前」というものはただの記号だからね。たとえば…君たちは、モンドで
  「淑女」に会ったね?」


パ「「淑女」…「公子」……おまえ、「ファデュイ」の執行官か!?」



そう言われて私たちは少し身構える



タ「ああ、そう怖い顔しないで。別に喧嘩を売りに来たわけじゃないから。
  どうやら「淑女」は、君たちに悪い印象を与えたようだね?はあ、あの女のことは…俺も好きじゃないんだよ。
  ひとまず、あの女がしたことは一旦忘れてくれ!俺は君たちを助けに来たんだよ」


蛍「助けに?」


タ「そうだよ、助けに。
  俺は悪いやつじゃなっ…いや、まあ悪いやつか」

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ゆっきーぷ - 星さん» ありがとうございます!とっても嬉しいです! (2022年8月13日 21時) (レス) id: 0d3b861c05 (このIDを非表示/違反報告)
- 小説とても面白いです!更新頑張って下さい! (2022年8月13日 19時) (レス) id: 5b6bab53ae (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年8月7日 22時

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