三十四話 善逸くん、私親分と対決します！！ ページ35
「やったぁ！！ありがとうございます親分！！私助けて貰ってばっかりで弱いから強くなりたいんです！」
「Aちゃん！？！？意味が分からないよどうしちゃったんだよ！！最初師匠だったよね？Aちゃん弟子だったよね？弟子と子分は大分違うよ？？子分ってパシリとか行かされるやつだよ？」
「親分は私が強くなるための参考になりそうなの善逸くん。」
「もう親分呼び定着してるし！！！じゃあ俺の事も次から彼氏ですって紹介して善逸！って呼び捨てで呼んでよ！！」
「最後のは普通なはずなのに何故かどっちも嫌だよ。」
「よし血染め咲勝負だ。」
「時雨咲です！今ですか！？」
「今だ！！」
強い親分が言うんだからきっと何か今じゃないといけない理由があるはず。
……今やる気満々だからだな……。
それにすぐ実行に移すのは悪いことではない。
だが善逸くんと炭治郎くんを待たせるわけには行かない。短時間決戦でどうだろう。
「今やると二人とも待つ事になってしまうので、スピーディーに進めましょう。勝負は一分間でこの円の中から先に出た方が負け、でどうですか？」
そう言って善逸くんに、地面に円を描いてもらう。
「わかったぞ！！簡単だな！おい紋次郎スタートの合図言え！あとどっちが勝ったかも。」
「俺は炭治郎だ！でもいいのか…？A？」
「うん！二人とも一分間だけ付き合ってくれる？」
「Aちゃんと永久に付き合いたいぃいいいい」
「意味が違うぞ善逸。」
私は初任務で腹に怪我をしているが、もし今鬼に襲われて怪我してるから戦えませんでは鬼殺隊として話にならない。
……手負いだが親分とは今戦わないといけない。
周りの木々達が、「あの山の王だ」と騒いでいるのを感じる。
親分は"山の王"…なのか？
正直、炭治郎と戦っているのを見る限り勝てる気はしない。けど、だからと言ってただ負けるだけなら親分の性格を鑑みるともう相手をしてくれないだろう。
親分にこれから稽古付けてもらうためにはこの勝負に勝たねば！！
親分は特にそういうことは宣告しなかったけど、彼の性格上そうなることは予想出来た。
神様！私勝てるでしょうか……？
ところで！過去話ですが、山道を逃げ続けていた私。
雪の積もる山道を足を酷使して歩いていたけれどすぐに鬼に捕まってしまったんです。
私はその時友人がゆっくりと、しかし確実に貪られていくところを思い出して震えました。
三十五話 善逸くん、なんか勝てそうです！！→←三十三話 善逸くん、私子分になりました！！
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翡翠すいすい - ただのアニメ好き☆さん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてとても嬉しいです！応援もすごく励みになります！更新頑張りますのでよろしくお願いします！ (2019年8月10日 3時) (
レス) id: 21e6df8405 (このIDを非表示/違反報告)
ただのアニメ好き☆(プロフ) - お話とっても素敵で更新する度すごく楽しく読ませていただいています！無理をなさらずにまた更新頑張ってください！応援しています！本当に大好きです！ (2019年8月9日 11時) (レス) id: 4ee9350697 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：翡翠すいすい | 作成日時：2019年8月9日 2時
