二十二話 善逸くん、ちょっと変態ですよ!! ページ23
「はいはいはい!この善逸全速力で駆けて参ります!!」
やけに気合いの入った返事をする善逸くん。
「もう真夜中じゃ。二人とももう寝なさい。」
「お言葉に甘えて…一晩、お世話になります!」
「何言っとるんじゃ、完治するまでの三ヶ月間森で過ごす気か!完治するまでここに決まっとるじゃろ!!」
「ひっ、ひぃ!!はい…ではお言葉に甘えさせて頂きます……。」
そう言ってお爺さんは廊下を通って自分の寝室に向かって行った。
「……」
二人の間にしばしの沈黙が。
「あっ、あ……Aちゃん。その…非常に言いずらいんだけど……。うん俺は満更でもないんですけどもね?いやむしろラッキーて感じといいますか……。」
「うん、なに?」
____嫌な予感がする。
「俺さっきAちゃんが爺ちゃんに傷診てもらってる時客間の確認してきたんだけど……」
「うん!!何となく予想はしてたよね!!」
「客間が物置部屋と化しちゃっててさぁ!!
」
「何故かな?心做しか嬉しそうだよ善逸くん!?声が昂っちゃってるよ善逸くん!!」
「だってこのままいくと女の子と同じ部屋であわよくば同じ布団で寝れるじゃん!!女の子の寝息を感じながら!!時々寝返りで女の子の柔らかい肌にも触れながら!!」
「それ思ってても言わないでよ善逸くん!!隣でそんなこと思ってる人がいると思うと気味が悪くて眠れないよ!!」
「そうは言ってもAちゃん!正直俺の事好きだから家入ってくれたんでしょ?ねぇねぇ!!」
「そんなわけないじゃないですk……ないじゃない!」
「あっ、敬語だ!もうAちゃんが可愛くって俺死んじゃいそう!!!照れ隠しも可愛いけど両想いということだし結婚してくれ〜!!」
ハッ。私はここで父の教えを思い出す。
変態は……?
……相手にするなっ!!
「はいはい、私が結婚したいと思うようなかっこいい人になったらね。よし、善逸くん!もう寝よう!」
軽く受け流して次の話題へ!!
「えっいいの!?幸せすぎて死にそうっ!!」
「善逸くんは布団ね。私は畳の上に直で寝させて貰うよ。」
神様!変態なときの善逸くんの扱いがちょっと分かってきた気がします!
前回の続き、寒い日の話ですが
配達の場所は森の中でした。
森に入ると看板があったんです。「地下に来てください」って。
その看板の下には穴がありました。だから私達はハシゴを伝って降りたんですよ。
神様、続きは次回で。
二十三話 善逸くん、しつこい!!あと涙目&上目遣いはずるいです!!→←二十一話 善逸くん、私全治3ヶ月だって!!
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翡翠すいすい - ただのアニメ好き☆さん» コメントありがとうございます!そう言っていただけてとても嬉しいです!応援もすごく励みになります!更新頑張りますのでよろしくお願いします! (2019年8月10日 3時) (レス) id: 21e6df8405 (このIDを非表示/違反報告)
ただのアニメ好き☆(プロフ) - お話とっても素敵で更新する度すごく楽しく読ませていただいています!無理をなさらずにまた更新頑張ってください!応援しています!本当に大好きです! (2019年8月9日 11時) (レス) id: 4ee9350697 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:翡翠すいすい | 作成日時:2019年8月9日 2時