次世代天才少女～揺らぐ信念、受け継ぐ思い～ (ページ31)

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29話ページ31

南沢｢.......どうするさ｣

倉間｢どうするって言われても.......。｣

ピッー！！！！

雷門ボールで後半戦が始まる。

天馬｢浜野先輩！！ボールください！！｣

浜野｢お、ほらよ｣

倉間｢なにお前パスしてるんだよ！！｣

パスを求められたことで無意識にボールを回してしまう浜野。

変わらず攻めていくのは天馬、西園、そしてキャプテンの神童のみ。

神童の神のタクトで相手選手をも自在に操り、格の違いを見せつける。

隼総｢調子に乗ってるんじゃねぇー！！！！｣

隼総による強烈なスライディングでボールを奪われ、カウンターを食らう雷門。

霧野｢ｯ.......！！｣

反乱の意思が固まらない選手は体が動かず、あっという間に隼総は雷門ゴール目の前。

隼総『ファルコ･ウィング！！！』

またしても化身のパワーが乗った必殺シュートが雷門ゴールを襲う。

A｢ここで点を取られれば負けはほぼ決まりだ.......。｣

天馬｢させるかー！！！！｣

ゴール前まで戻ってきていた天馬。

A｢え.......あれって｣

神童｢まさか.......。｣

天馬の背後には想いが乗ったオーラが現れる。
しかし隼総のシュートには叶わず、はね飛ばされる天馬。

神童｢俺の化身で止めてみせる！！！｣

しかしその間にゴール前へ戻ってきていた神童。
神童も化身で対抗するが、今にも消えそうな化身が敵うはずもなく、神童をも破られてしまった。

ここでフィフスセクターへの反乱は終わってしまうのか、誰もがそう思った時。

三国｢お前らのおかげで.......確かにシュートの威力は弱まった！！！｣

三国『バーニングキャッチｯ！！！』

ついに本当のサッカーを取り戻す為、1歩を踏み出せた三国。

A｢ｯ.......とめた！！｣

雷門は不可能だと思われた化身のシュートを見事止めて見せた。

三国｢さぁ、反撃だ！！！｣

その一言で再度動き出す試合。

天馬『そよかぜステップ！！』

天馬のドリブルで上がり、神童へ繋がる。

三国｢神童、きっと化身を使いこなせる！！
自信を持つんだ！！！｣

神童｢俺にはお前の力が必要なんだ！！！｣

神童の想いに答えるよう背後から大きな影が現れる。