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9. ページ11

だいぶ中心部へと進んできた。


流石にこの圧迫感のある建物の中で人間にナイフを突き続けていると頭がおかしくなりそうだ。


銃をぶっ放したいよ。。。



またもやセキュリティ解除を行なっているジフンに問いかける。



「なぁジフン、お兄さんはどの辺に居るの」


WZ「この中だ」



セキュリティを解除し、ドアを開ける。



そこは今までの階とは違い、真っ白な壁で均等に扉が並べられていた。



ここだけ異様な空気が漂っている。





「ここにお兄さんが、、」


WZ「ホシ!!!!どこだ!!!!ここにいるんだろ!!!!」



大声で叫び続けるジフンに答えるかのように1番奥のドアがガタガタと揺れた。




?「ぉ、、、ぃ、、!!」


WZ「そこか!!!!ホシ!!!」




微かに聞こえてくる声に反応し、ジフンは駆けつける。



すると、ジフンの目の前にある男が現れた。




?「やぁ、弟君。よくここまで来れたね。」


WZ「テメェ、、!!!」



ジフンは目付きが変わり、すぐに銃を向け数発撃つ。


だが、軽く避けられ投げ飛ばされてしまった。



ダメだよジフン。
感情任せに撃ったら当たる物も当たらない。



今のジフンからは殺気しか感じない。



きっとこいつがここのボスのジョルダンって野郎なんだろう。




私はすぐにその男に銃を向ける。




JD「おっと、あの子は君のお友達かい?」


「あんたかジョルダン?」


JD「いやあ、こんなに可愛い子がわざわざ出向いてくれるとはねぇ」



嬉しいよ。
とニッコリ笑うそのおっさんに吐き気がした。



歩く死体よりも気持ち悪いな。



「あんたに聞きたいことがある。なぜそいつのお兄さんを?」


JD「ホシはとても優秀な人材なんだ。
彼の攻撃性や能力、短気な馬鹿さに惚れ惚れしてね。
ぜひうちで飼いたかったんだ」


WZ「殺す、、今すぐお前を殺す!!!!」




「ジフナ、待て。」


JD「お嬢さんはとても賢そうだね。あなたも是非うちに来ないかい?君なら大歓迎だよ」




そう言ってジフンを蹴り飛ばす。




JD「この兄弟にはそろそろ飽きていたからね。
君のような人間が現れてとても興奮したよ。」


「気持ち悪いなぁまじで」


JD「それは僕からすれば誉め言葉だよ」



私にゆっくりと近づいてくるジョルダン。


私は銃を構え続けながら耳を研ぎ澄ませ、ジョルダンを見る。



腰に銃が一丁。

左手にも一丁隠している。

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作者名:ホ ラ ン イ | 作成日時:2019年9月1日 11時

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