最高で最悪 (ページ18)

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だけど、青い悪魔はその後全く姿を現さず

僕は何もできずに中学を卒業する年になった。

僕は、毎日毎日、

青い悪魔と呼ばれる彼女をずっと探していた。

ハンソラに言ってみたことはあるけど、

流行に全く興味のない彼には

VN「青い悪魔？

凄い名前を持った子がいるんだね」なんて

気の抜けそうな返事しか貰えなかった。

VN「でも、その時僕に電話したスマホが

彼女のなら、履歴を見れば番号は分かるよ」

なんてとんでもないことを言い出すから

すぐにハンソラに携帯を借り、

電話をかけた。

でも全く電話には出ず、

終いには僕が毎日掛けてしまったせいか、

着信拒否をされてしまった。。

それからも友達やいろんな人に聞いてみて、

名前と年齢、学校まではわかったんだ。

意外なことに同学年だったから

本当にビックリした。

でも、その子の学校に行ってみても

ガラの悪そうな人たちしかいなくて

中々声をかけれなかったんだ。。

ハンソラに協力してもらって

情報をもらえたと思っても、

あいつは学校来ないよ。

って言うことしか教えてくれなくて

本当に困った

そして受験が始まった頃にやっと、

あの青い悪魔がBT学園に入学するとの噂を聞きつけた。

僕はすぐにその学校へと受験し、

入学手続きをした。

ハンソラも一緒に受験してくれて、

見事入学することができたんだ。

すると驚いた。

同じクラスにあの子の名前があったんだ。

しかも、僕の真後ろの席に。

すごく嬉しかったし、

やっと彼女に会えると思った。

僕はずっとソワソワしていたけど、

後ろの席は空席のままだった。

朝の会が始まっても、彼女はこなかった。

やっぱり学校には来ないのかな。

なんて思っていたら、彼女が遅れてやってきた。

やっと、やっと会えたんだ。

僕の女神様に。