最高で最悪 (ページ17)

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なんて思っていると、微かにタバコの匂いがした気がした。

SG「誰かいるの？」

なんて、確信も持てない言葉を放つ。

すると、そこにやってきたのが

あの青い悪魔だった。

僕は同じクラスの子が青い悪魔を呼んだんだと思って

もうここで僕は死ぬんだ

なんて覚悟を決めていた。

すると、青い悪魔は僕に手を差し伸べてくれたんだ。

「大丈夫？？

ひどい怪我じゃん！！

すぐ救急車呼ぶから待っとけ！！！」

って。僕は本当にビックリしたんだ。

ハンソラ以外の人で、

僕を助けてくれる人がいるなんて思いもしなかった。

それにあの青い悪魔が

僕を救ってくれるなんて本当に夢なんじゃないかと思った。

青い悪魔はすぐに救急車を呼んでくれて、

僕を病院まで運んでくれた。

病院で僕が目覚めるまでそばに居てくれて、

僕をこんなになるまで手を挙げたのは誰だ？

と聞かれた。

嘘ついても意味ねえぞ

なんて脅されながらも。。だけど。

僕は正直にクラスの子たちと

先輩の名前を伝えた。

すると青い悪魔は、

「わかった。この件は任せな。

あ、今すぐ電話したいやついるか？」

と言って、僕の携帯を壊されていたことを教えてくれた。

僕は真っ先にハンソラが思い浮かんで、

友人に連絡をしてもらえるか頼んで

青い悪魔のスマホを借りた。

ハンソラはすぐに出てくれて、

知らない番号にはすぐでちゃダメだよ～

なんて、明るく話しを切り出したけど

異変を感じたハンソラは僕を心配して

一週間だけ戻ってきてくれた。

こんなにいい友人は君しかいないよ。

なんて恥ずかしい言葉をたくさん並べたなぁ

ハンソラは一週間後にまたアメリカへ行ってしまった。

そうして僕も無事に退院し、

また元の地獄の生活へと戻るのか。。

なんてうつ気味に登校したけど、

誰も僕をからかってこなくて、

何なら、今までごめんねって謝ってくれる子が沢山いた。

僕は涙が止まらなかった。

すぐにハンソラにも連絡した。

僕をいじめてきた先輩や、同じクラスの子達は、

みんな僕を見るたびに尻尾を巻いて逃げていくので

少し戸惑ってはいたが、怖いものがなくなり

だんだん友達も増えていって、

すごく楽しい学園生活を送れたんだ。

きっとこれは、青い悪魔のお陰なんだ。

って、僕は本当に嬉しくて、

今すぐにでもお礼を言いたかった。