最高で最悪 (ページ14)

今日:2 hit、昨日:6 hit、合計:120,743 hit

12. ページ14

「なんでフルネームでさん付けなのよ」

SG「いや、！だって、

あの喧嘩が強いで有名な菖蒲Aでしょ？？」

あー、やってしまった

高校生活では下手なことはしないようにと思っていたのに、

既に知っている人がいただなんて。。。

「あー、喧嘩が強いのかは分からんけど、

多分その菖蒲Aだと思う。。。」

私は日本人でこんな名前ここでは一切いないから、

人違いだよ～ははは

なんてのは通用しない

この噂のせいで、周りの子はみんな距離を置いていく

自業自得だとは思うけど、

私は自分から喧嘩をふっかけたりはしない。

この噂も、きっとチャニを助けたあの時に広まってしまったものなんだろう。

そりゃあ女の子が男の先輩を10人まとめて倒したのは

確かにありえない話かもしれないけどさぁ、

チャニを助けたい一心だったからしょうがないじゃーん

なんて心の中で弁解していく。

この2人もきっと今までの友達のように

もう仲良く話すことなくなってくるのかもしれない。

VN「へー、A有名なんだね」

「んー、この噂のせいで友達全然いないんだけどね、、えへへ、、」

VN「え？なんで？」

「え？」

VN「強くて有名なんて凄いじゃん」

「え？？」

VN「それに可愛いし」

「え？？？」

VN「それやめて」

「ご、ごめん、ちょっとビックリして、、」

SG「そ、そうだよ！

それに、僕Aにお礼が言いたくて、、、」

「へ？？？」

そのお礼とやらでソワソワしていて、

別にトイレに行きたいわけじゃなかったんだってやっと理解できたけど、

私はスングァニとは初めましてだ。

「スングァニとは初対面だよ？

それ、人違いじゃないかな、、？」

SG「いや！！

Aは覚えてないかもしれないけど、

二年前、僕、Aに助けてもらったことがあるんだ、、、」