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episode１０ ページ11
裕太side
裕太「…。」
俺は、
Aが、
好きだった。
ずっとずっと…
小さい時から、
Aは、俺が守るって、
おもっとった。
『あのねあのね、Aね、ゆーくんとずっと一緒がいいー！』
裕太「僕もっ！！」
俺が辛い時、
そばにいてくれたのは、
いつもAだった。
小６のとき、
母ちゃん達が、
俺を捨てた時。
『私が裕太のそばに居る。
辛い時、裕太の隣にいるのは、私。』
だから、
そのお礼に、
Aが辛い時、
俺がそばに、
いた。
『お、かぁ、さん……？？』
裕太「A！しっかりしろ！！」
『ごめんなさ……。』
あの時だって……
俺がそばにおったんや。
…俺が喘息を起こした日、
たまたま、
冷蔵庫空っぽだったことを思い出して、
出かけたら、
玲於と、Aが、
ハグしてるとこを、
見かけた。
だから、
あの日も、
喘息がでたんだ。
嫌だった。
Aが、
俺以外の男に守られるのが。
でも、
玲於は、
Aを、
傷つけた。
だから俺は許さない。
玲於が守らなかった分、
俺が、
Aを守るんだ。
『！裕太！！！』
ギュッ
この小さい体を、
俺が、
守るんや。
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作者名：CRAZY SALTGiRL | 作成日時：2017年8月29日 19時
