GENE GIRL

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ｺﾝｺﾝ

『失礼します』


HIRO「A、」


亜嵐「A！」


そこに居たのはHIROさんと、亜嵐

そしてあの女


「あんたってどこまでもお人好しよね(笑)」


亜嵐「おい！」


「私が嘘ついてること、正直に言えばよかったのに。結局怖かったんでしょ。メンバー達に迷惑かけるのが(笑)」


『信じてたからだよ。何も言わなかったのは。』


「またそれ(笑)結局あんたの彼氏は私の言葉を信じたのよ？(笑)」


『あのさ、ここまで世間を騒がせといて、なにが面白いの？あなたはこれでこの会社を辞めてはい終わりかも知れないけど私たちはそうはいかない。

もう二度と私の前に現れないで。』


『HIROさん、ご迷惑おかけして申し訳ございませんでした』


HIRO「頭上げて。これからどうするか、考えよう。でもそのまえにきちんと2人で話し合いなさい。俺はここを出るから。」


HIROさんは女を連れて出ていった


亜嵐「A

ほんとにごめん。何度謝っても許してもらえないと思う。でも俺、謝ることしか出来ないから。ごめん。」



『きっと私と亜嵐はもうダメだって思った。別れちゃうんだろうなって。


でもね、昨日、こんなに亜嵐の顔なんて見たくないってそう思ってるのに


亜嵐の夢を見たの。

寝言で亜嵐の名前を呼んでたって。』


亜嵐「A･･･」


『めちゃくちゃムカついたし、亜嵐なんて大っ嫌いって思ってたのに。
私にはやっぱ、亜嵐が必要みたい。悔しいけどね。』



亜嵐「ほんとに、いいの？」


『亜嵐が私を必要としてくれてるように、私も亜嵐が必要なの。

2度目はないからね？』



亜嵐「A･･･！ありがとうっ」


私を抱きしめる亜嵐は、

私がこの数日間求めてた温もり



『だから苦しいって(笑)』


こんな時も素直になれない私

ほんとに可愛くないね(笑)

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