カルマ【GENERATIONS】 (ページ12)

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木の後ろに隠れて、第一校舎から出てくる人達の中にある人を探す私たち。

A「ねえ...なんで隠れるの。これじゃまるでストーカー...%#$￡」

涼「うるさい。」

私の口を涼太くんが抑える。

涼「来たッ、行くよ」

A「えっ、え！え！」

とりあえず、走り出した涼太くんについていく。

A「えっ、誰？どこ？？なによも～～～！！」

涼太くんの足が急にゆっくりになって、やがてある人の前で止まった。

涼「久しぶり。」

え？この人？超綺麗.......。

前髪をオールバックにして、肩が出た黒いワンピースを着たその人が

涼太くんをあからさまに怪訝そうに睨む。

「何の用？」

きっつ....！美人の人睨みきっつ！！！

その目が私を向いて、私の全身を見て、最後にまた顔を見た。

「あぁ亜嵐の妹？」

涼「正解～！よく分かったな」

「分かるよ。目と鼻がそっくり...。」

え？誰、この人.....？

涼「あ、こいつね、エラい人。...A知らない？」

A「ご、ごめんなさい」

涼「去年のミスコングランプリ。」

A「.....! 」

涼「で俺の元カノ」

A「おおおおう反応困る～～～」

「二階堂ふみです♪」

サングラスを外しながら、
いやサングラスはもともとしてないけど。
とにかくそんな感じの雰囲気でふみさんが言った。

涼太くんの、元カノ......。